「性行為映像の不同意撮影」で有罪判決を受けた元ガンバ大阪の韓国人FWファン・ウィジョが、トルコリーグで約5カ月ぶりのゴールを記録した。
アランヤスポルに所属するファン・ウィジョは5月19日(日本時間)、ホームで行われたスュペルリグ(トルコ1部)第36節のベシクタシュ戦に先発出場。
前半40分、ペナルティエリア内で角度のない位置から鋭い右足シュートを突き刺し、先制点を記録した。得点直後にはチームメイトと抱擁し、腕を突き上げて咆哮するなど、喜びを爆発させていた。
その後、ファン・ウィジョは後半32分に交代。試合は1-1の引き分けに終わった。
ファン・ウィジョは2得点を記録した昨年12月のガズィアンテプ戦以来、約5カ月ぶりとなる今季リーグ戦6点目をマークした。
直近3試合無敗(1勝2分)のアランヤスポルは、第34節終了時点で10勝9分15敗の勝ち点39とし、19チーム中15位に位置している。スュペルリグでは下位4チーム(16~19位)が自動降格となるが、アランヤスポルは降格圏内の16位ボドルムFK(勝ち点36)と3ポイント差を離しており、残留争いでわずかに優位を得ている。
なお、ファン・ウィジョは今年2月14日、女性の同意なく性行為映像を撮影した容疑で「性暴力犯罪処罰法違反(カメラなどを利用した撮影)」が適用され、ソウル中央地裁から懲役1年、執行猶予2年の有罪判決を言い渡された。併せて200時間の社会奉仕、400時間の性暴力治療講義の受講も命じられた。
ただ、ファン・ウィジョ側、検察側ともに判決を不服とし、いずれも控訴している。
ファン・ウィジョは2022年6月から9月までの間、4回にわたり女性2人の同意なくプライベートの性行為映像を違法撮影した容疑で物議を醸した。2023年6月に「ファン・ウィジョの元恋人」を名乗る人物がSNS上で一連の主張を暴露したことがきっかけで、ファン・ウィジョも昨年10月の初公判で罪を認めた。
ちなみに、「元恋人」を名乗ってファン・ウィジョの撮影映像を無断で流出したのは、ファン・ウィジョの実兄の妻だった。彼女も昨年9月、性暴力処罰法上のカメラなどを利用した撮影・頒布(はんぷ)などの容疑で、最高裁で懲役3年の実刑判決を言い渡されていた。
ファン・ウィジョは1992年8月生まれの32歳。2013年に韓国Kリーグの城南一和天馬(ソンナム・イルファ・チョンマ/現・城南FC)でデビューし、2017~2019年はJリーグのガンバ大阪でプレー。J1通算59試合23ゴールを記録し、2018年はJ1年間ベストイレブンにも選ばれた。
その後は2019年夏にボルドー(フランス)移籍を通じて欧州進出を果たすと、2022年夏にノッティンガム・フォレスト(イングランド)へ移籍し、レンタルでオリンピアコス(ギリシャ)、FCソウル、ノリッジ・シティ(イングランド)、アランヤスポル(トルコ)でプレー。2024年夏にアランヤスポルへ完全移籍加入し、2024-2025シーズンは現在までリーグ戦28試合6ゴールを記録している。
(記事提供=OSEN)
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