韓国プロ野球史上、初となる無観客での開幕戦が行われる見通しだ。
不透明だった開幕戦の輪郭が明らかになった。
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韓国野球委員会(KBO)は4月7日、野球会館で緊急実行委員会(団長会議)を開き、新型コロナウイルス感染症の影響で延期されているリーグ日程について議論した。
来る4月21日を皮切りに球団間の交流戦を実施し、事態が落ち着いていけば、5月初めに開幕戦を行うのがKBOの大きな絵だ。ただし完全な終息までには時間が必要なだけに、KBOリーグ史上初の“無観客開幕戦”が行われる可能性が高い。
KBOは「観客の入場については時期尚早」という立場を明らかにした。
KBOリュ・デファン事務総長は実行委員会後、「まずは開幕戦を無観客で始める。その後、ソーシャルディスタンス(社会的距離)の方針に従って、観客席全体の10%を埋めることから始め、少しずつ増やしていく考えだ」と明らかにした。
史上初の無観客での開幕戦となっても、TV中継、SNS、ポータルサイトなど、試合を視聴できるプラットフォームは多い。KBOも無観客試合であっても、新型コロナで苦しむ国民の雰囲気を変えることを目標に立てた。
リュ事務総長は「無観客開幕戦の可能性が高いのは事実だ。現在、韓国の状況が良いわけではないので、無観客であっても試合を中継することで国民の力になるだろう。直接観戦することはできないが、試合関連のニュースが生まれること自体も助けになるだろう」と話した。
交流戦の日程は4月21日からと決まったが、安心はできない。韓国政府もソーシャルディスタンスを置く期間を2週間延長し、新型コロナの終息に力を注いでいる。
KBOも新型コロナの状況をしっかりと見極め、交流戦の準備に乗り出す。
リュ事務総長は「交流戦の前に急激に感染者が増えれば、中止とする。もし交流戦の直前まで安定的な雰囲気が続けば、具体的な試合日程を発表する。それによって開幕戦の日にちも定められるだろう」と付け加えた。
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