日本人KリーガーのSNS上の行動が韓国国内で話題を集めている。
日本で「終戦の日」と呼ばれる8月15日は、韓国では「日本の植民地支配から解放されたことを祝う日」として「光復節(クァンボクチョル)」とされている。
そのため、韓国Kリーグの各クラブは毎年、8月15日を迎えると公式SNSに「光復節」に関する投稿を行っている。
そんななか、Kリーグ2(2部)の富川(プチョン)FC 1995に所属する日本人MF高橋一輝(27)が、同日クラブが公式インスタグラムで投稿した「光復節」をシェアし、注目を集めた。
富川が投稿した画像には、「私たちの光を取り戻したその日を覚えています」という文章とともに、空になびく韓国国旗が描かれていた。
このような「光復節」の投稿を韓国人選手がシェアするのは珍しいことではない。ただ、今回は外国人選手、それも日本人選手の高橋がシェアしただけに、「意外な行動だ」と表現した本サイト提携メディア『OSEN』など、彼の行動は韓国国内で多く注目された。
なお、高橋は1996年10月6日生まれの27歳。柏レイソルのジュニアユース、流通経済大学付属柏高校を経てスペインでレガネス・ユースとアマチュア4部を経験し、モンテネグロでプロデビューした異色の経歴の持ち主だ。
その後はフィンランドやルーマニア、スウェーデン、ブルガリアと欧州を渡り歩き、2023年シーズンより富川に加入した。
Kリーグでは登録名は「カズ」。昨季はリーグ戦35試合出場で1ゴール3アシストを記録し、クラブの年間フェアプレー賞も受賞した。今季は現在までリーグ戦23試合1アシストを記録。チームは24試合消化で8勝8分8敗の勝ち点32とし、13チーム中9位に位置している。
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