パリ五輪で早田ひな(24)や平野美宇(24)らと対戦した韓国の卓球女子選手、シン・ユビン(20)の“善行”が話題だ。
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8月16日、シン・ユビンのマネジメントを務めるマネジメントGNSによると、シン・ユビンが韓国の食品メーカーBinggrae(ビングレ)の人気商品「バナナ味牛乳」のモデルに抜てきされ、パリ五輪後初の広告モデル契約を締結したことがわかった。
また、シン・ユビンが広告モデル料のうち1億ウォン(日本円=約1096万円)を社会に還元することを希望し、これにBinggrae側も応え、寄付することも明かした。
シン・ユビンは今回のパリ五輪・卓球で混合ダブルス銅メダルを獲得し、韓国卓球界に12年ぶりに五輪メダルをもたらした。さらには、16年ぶりに女子団体で銅メダルを獲得し、女子個人でもベスト4に進出するなど、“韓国卓球界のエース”として十分な活躍を披露した。
マネジメントGNSは「シン・ユビンの五輪の旅程に多くの国民が関心と応援を送ってくださり、ありがたくもBinggraeがバナナ味牛乳の広告モデルとして抜てきを決めてくださった」と伝えた。
シン・ユビンは広告モデル就任に際し、国民から受けた愛を後輩たちにも一緒に分かち合いたいとし、次のように伝えた。
「五輪という大きな舞台をもう一度経験してみると、最初は負担感と重圧感が大きかった。しかし、そのような状況に適応し、良いコンディションで試合ができたのは、海外大会の経験が多く役に立ったようだ。それで、後輩選手たちも海外で多くの経験を積み、五輪を経験するようになったとき、悔いの残らない試合をしてほしいという願いで、今回の寄付を決めることになった」
今回の寄付金1億ウォンは韓国小学校卓球連盟に伝達され、「小学生選手の海外合宿費費及び競技力向上支援金」として使用される予定だ。
シン・ユビンは常に“善行”への思いを持っている。
振り返ると、人生初の月給で保育園の子どもたちに運動靴をプレゼントしたのに続き、韓国女性卓球連盟に後援金と卓球用品を寄付したほか、釜山(プサン)広域市卓球協会にユース卓球奨学金を渡したことがある。
ほかにも、ワールドビジョンを通じて“生理の貧困”に置かれた若者女性のために衛生キットを支援し、済州島(チェジュド)内の片親及び多文化世帯の青少年のための寄付金を寄託し、自身の故郷である水原(スウォン)市に独居老人のための老人オーダーメード世話寄付金を寄託した。
それだけでなく、亜洲(アジュ)大学病院と聖ヴィンセント病院を通じて児童・青少年患者にも医療費を後援するなど、着実な善行を続けている。
シン・ユビンは最後に、「今回のパリ五輪で国民の皆さんが本当に多くの愛と応援を送ってくださって、このようにBinggraeのバナナ味牛乳の広告モデルを経験できる機会を得たと思う。私が受けた愛と応援を後輩たちに配ることができるというのが私にはもっと大きな幸せだ。今回の寄付を通じて、もっと一生懸命努力して大きな選手になりたいという動機付けになった」と伝えた。
伝達式に参加したBinggrae関係者は、「シン・ユビン選手が五輪期間に見せた活気に満ちた姿と眩しい成果が、韓国国民への応援になった」とし、「シン・ユビン選手が普段からバナナ味牛乳が好きだと伝え聞いた。シン・ユビン選手の健康で肯定的なイメージが、バナナ味牛乳のイメージとよくマッチするので、モデルとして良い姿を見せてくれると期待している」と明かした。
なお、寄付金伝達式は8月16日午前、シン・ユビン、韓国小学校卓球連盟のシム・ウンソク会長、Binggraeマーケティング担当のヤン・ヘジン常務が参加したなかで行われた。
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