清水エスパルスが狙うオ・セフンも。蔚山現代監督が主力の移籍説に言及「まだ決める時期ではない」

韓国Kリーグ1(1部)の蔚山現代(ウルサン・ヒョンデ)を率いるホン・ミョンボ監督が、主力選手の移籍の噂に触れた。

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蔚山現代は1月26日、冬季キャンプ地の慶尚南道(キョンサンナムド)巨済(コジェ)島にあるサムスンホテルで「Kリーグ転地訓練メディアキャンプ」を実施。

同日の記者会見に出席したホン・ミョンボ監督は、「キャンプが最終段階であるため、全員が最善を尽くしている。まだ選手構成が完全体ではないが、ここにいる選手たちがたくさん汗を流している。残り期間もしっかり準備したい」と伝えた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)ホン・ミョンボ監督

「我々はストライカーが不足している」

ホン・ミョンボ監督は記者会見で主力の移籍説にも言及した。

蔚山現代では最近、FWオ・セフン(23)にJ1リーグの清水エスパルス、MFイ・ドンギョン(24)にドイツ・ブンデスリーガ2部のシャルケへの移籍の可能性が浮上している。

ホン・ミョンボ監督は「イ・ドンギョンとオ・セフンの移籍オファーはまだ待っている。欧州や海外の移籍市場の締め切りまで待っている。そのうえで判断しなければならない。まだ決定する時期ではない」とコメント。

昨夏の東京五輪ではU-24韓国代表の10番を任され、2021シーズンのKリーグ1では28試合6ゴール3アシストの活躍で年間ベストイレブン候補にも選出されたイ・ドンギョンについては、「すでに海外移籍について同意している状態だ」とし、「したがって、イ・ドンギョンの空白についてはすでに準備しているし、プランBも考えている。もちろん、一番良いのはイ・ドンギョンが蔚山現代に残ることだ」と伝えた。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)イ・ドンギョン

また、昨季前半で兵役を終え蔚山現代に復帰し、Kリーグ1で19試合7ゴール1アシストを記録したオ・セフンについては、「クラブと話している。ただ、我々はストライカーが不足している。選手側ともっと話をしたい」と、残留を願っていることを明かした。

(写真提供=韓国プロサッカー連盟)オ・セフン

蔚山現代は2022シーズンに向けて積極的な選手補強に乗り出している。

昨季限りでガンバ大阪との契約が満了したDFキム・ヨングォン(31)をはじめ、横浜F・マリノスからレンタル移籍で獲得したMF天野純(30)、さらにはベテランFWパク・チュヨン(36)などがその例だ。

ホン・ミョンボ監督も、「昨年序盤と違って選手の変動が大きくない。昨季からの連続性が続くだろう。新加入選手も能力のある選手が多い。すぐに適応できるはずだ」と期待を示している。

また、「今季はスケジュールが厳しい。代表選手の空白期間を考慮しなければならない。試合数も多く、負傷やコンディションの管理にもより気を使わなければならない」とし、「ユース選手をコールアップして起用する計画だ」と、ユースの若手選手を積極的に起用する意思を明かした。

そして、2022シーズンのキャプテンについては昨季に引き続きイ・チョンヨンを任命。昨季はMFシン・ヒョンミン(35)、元アビスパ福岡MFウォン・ドゥジェ(24)が務めた副キャプテンについては、代表組も復帰して全選手が集まった後に決めることを伝えた。

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