「前時代的発想」という批判の世論のなか行われた韓国代表選手団による海兵隊キャンプが、3日間の日程を終了した。
大韓体育会は、12月18日から浦項(ポハン)海兵隊第1師団で行われた海兵隊の「ワン・チーム・コリア」キャンプが20日に終了し、同日に退所したことを発表した。
20日10時30分に行われた修了式には、チャン・ジェグン選手村長、海兵隊第1師団団長のチュ・イルソク少将、国家代表選手団などが参加。選手たちは海兵隊の象徴である赤い名札を受け取った。
また、中隊別に優等教育生に選ばれたアーチェリー男子のキム・ウジン、フェンシング女子のオ・ヘミ、柔道男子のイ・スンチャン、柔道女子のキム・ハユンには表彰状が贈られた。
チュ・イルソク少将は、「この3日間の兵営体験が選手たちに大いに役立つことを願う。来るパリ五輪で韓国の選手たちをより一層応援したい」と伝えた。
チャン・ジェグン選手村長は、「今回の“ワン・チーム・コリア”キャンプによって、選手たちが一層成長する機会になることを希望する」とし、「残りの期間、パリ五輪に向けて全員で最善を尽くそう」と述べた。
なお、今回の海兵隊キャンプについて、大韓体育会は以前、2021年東京五輪での不振を払拭し、再び飛躍する契機として、2024年パリ五輪に出場する国家代表選手の精神力強化などに目的を置いていると説明した。
特にイ・ギフン会長は今年10月、「来年は国家代表選手たちが選手村に入る前、全員で海兵隊の克己訓練を受けるようにする考えだ。私も一緒に参加する予定だ」と公言し、韓国国内で非難を浴びたが、発言からわずか2カ月で実際に行われる形となった。
海兵隊キャンプには、競泳男子のファン・ソンウ、走り高跳びのウ・サンヒョク、アーチェリー女子のアン・サン、アーチェリー男子のキム・ジェドク、フェンシング男子のク・ボンギル、オ・サンウク、近代五種のチョン・ウンテ、新体操のヨ・ソジョンなど、男女問わず各競技の代表選手が参加した。
(構成=ピッチコミュニケーションズ)
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