韓国の観光レジャー企業「パラダイスグループ」が、元フェンシング女子韓国代表の再婚相手だった詐欺師女性と関連して声明を発表した。
【注目】韓国“美女剣士”の再婚相手、ストーカー容疑で現行犯逮捕
パラダイスグループは10月26日午後、「最近、チョン・チョンジョ氏に関する報道記事を通じて、当社に対する根拠のない内容がネット上で無文別に流布・掲示され、当社の名誉を甚大に毀損し、企業イメージを大きく失墜させている」と伝えた。
続けて、「チョン・チョンジョ氏の詐欺疑惑と関連し、“パラダイスの婚外子だ”と主張する虚偽事実の流布に対して深刻な憂慮を表し、これがまったくの事実ではないことを改めて申し上げる」と説明した。
それとともに、「虚偽事実流布、名誉棄損、悪意的な誹謗、人身攻撃などの掲示文に対し、当社は厳重に法的対応する方針であることを明確にする」と付け加えた。
チョン・チョンジョ氏は去る2019年6月、自らを“パラダイスグループの婚外子”と名乗り、就職斡旋の名目で7200万ウォン(日本円=720万円)を受け取り、1人2役で外国就職プログラム斡旋者と運営者のふりをして68万ウォン(約6万8000円)を受け取るなど、数回にわたり詐欺行為を行った。
当時、裁判所は「被告人は犯行をすべて認め、反省している」としながらも、「被告人は多数の被害者を騙し、3億ウォン(約3000万円)近い金を騙し取ったため、罪責が非常に重く、大多数の被害者に返済できていない」と量刑理由を明らかにした。
なお、チョン・チョンジョ氏は今月23日、韓国の女性誌『女性朝鮮』を通じて、元フェンシング女子韓国代表ナム・ヒョニの再婚相手と紹介された。当時の肩書は15歳年下の財閥3世だった。
しかしその後、韓国のネット上ではチョン・チョンジョ氏の正体や過去に関する噂が広がった。チョン・チョンジョ氏が財閥3世の男性ではなく、詐欺師の女性だという噂だ。
実際、チョン・チョンジョ氏は財閥3世との詐称やパラダイスグループと関連した詐欺だけでなく、投資金詐欺事件、結婚詐欺事件、デートアプリ詐欺事件、アメリカ投資詐欺事件、そのほか詐欺事件など、あらゆる疑惑に包まれた状況だ。
そして結局、26日にチョン・チョンジョ氏はストーカーの疑いで逮捕された。
チョン・チョンジョ氏はナム・ヒョニから別れを告げられた後、同日午前1時9分頃、城南市中原区のナム・ヒョニの母親の家を訪れ、数回にわたってドアを叩き、呼び鈴を押した疑いが持たれている。これにナム・ヒョニの家族が112番(日本の110番に相当)に通報し、警察はチョン・チョンジョ氏を現行犯で逮捕した。
京畿道城南市(キョンギド・ソンナムシ)の中原(チュンウォン)警察署は、「ストーキング処罰法違反の疑いで20代女性チョン・チョンジョ氏を調査している」と発表している。
パラダイスグループの発表全文は以下の通り。
◇
こんにちは。パラダイス広報チームです。
最近、チョン・チョンジョ氏と関連して報道された記事を通じて、当社に対する根拠のない内容がネット上で無文別に流布・掲示され、当社の名誉を甚大に毀損し、企業イメージを大きく失墜させています。
チョン・チョンジョ氏の詐欺疑惑と関連し、“パラダイスの婚外子だ”と主張する虚偽事実の流布に対し深刻な憂慮を表し、これがまったくの事実ではないことを改めて申し上げます。
虚偽事実流布、名誉棄損、悪意的な誹謗、人身攻撃などの掲示文に対し、当社は厳重に法的対応する方針であることを明確にいたします。
記者の皆様には、当社と関連して事実が確認されていない報道をご遠慮いただくようお願いし、当社の名誉を失墜させる恐れのある過度で刺激的な報道もご遠慮くださいますよう、お願い申し上げます。
ありがとうございます。
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