韓国で“第二の秋山成勲”と期待される格闘家が華々しいデビューを飾った。
その名はキム・ソンオ。日本では山本聖悟の名で、総合格闘技団体『GRACHAN』フライ級ランキング1位のファイターである。元暴走族の総長で少年院でも過ごしたある経歴が日本の『朝日新聞』で紹介されたこともある。
そんな彼が韓国の総合格闘技イベント『ROAD FC』のリングに立った。
キム・ソンオは11月9日に麗水(ヨス)市の鎮南(チンナム)体育館で開かれた『ROAD FC YOUNG GUNS 45』のメインイベントに出場。パク・ソクハンを破ってROAD FCデビュー戦勝利を手にした。
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『スポーツソウル』は彼のことをこう紹介している。
「日本国籍のキム・ソンオは日本の格闘技団体GRACHANのフライ級ランキング1位の強者だ。
韓国人の母親と日本人の父親の間に生まれ、母親の国で成功したいと思い、ROAD FC挑戦を選択。感激的な初勝利を収めた」
また、本人のコメントも紹介している。
「夢をひとつ叶えた気分だ。もう少し早く試合を終わらせたかったが、そうできなかった。フライ級選手だが、(一階級上の)バンタム級の選手と試合をして(相手選手の)力が強いと感じた」
「試合前に昔のこと、母のことが思い出し、涙を流してしまった。フライ級チャンピオンになって母を喜ばせたい。フライ級選手も面白い試合ができることを証明したいので、フライ級トーナメントを開いてほしい。これからも頑張って良い試合を披露するので、応援をお願いします」
記事では「母親から大きな影響を受けたキム・ソンオは、韓国で必ず成功し、親孝行をしたいと思っている。そのために、さらなる高みを目指している」とも紹介されていた“第二の秋山”。今後の活躍に期待したい。
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