韓国サッカー協会(KFA)が、兵役義務のボランティア活動の書類をねつ造したチャン・ヒョンス(FC東京)に対し、国家代表資格の永久はく奪と、罰金3千万ウォン(約300万円)の重い処分を下した。
韓国サッカー協会(KFA)は11月1日、ソウル市内のサッカー会館で公正委員会を開き、兵役特例のボランティア活動の書類をねつ造したチャン・ヒョンスに対し、「国家代表資格の永久はく奪と、罰金3000万ウォン(約300万円)の処分を下した」と発表した。
この問題によって11月にオーストラリアで行われる2度のAマッチに召集されなかったチャン・ヒョンスは、来年1月に開幕するアジアカップ出場はもちろん、今後韓国代表としてプレーできなくなった。
2014年の仁川(インチョン)アジア大会で金メダルを獲得して兵役免除の特例を受けたチャン・ヒョンスは、2017年12月から2カ月間、母校のサッカー部を指導したとして196時間のボランティア活動の証明書類を提出したが、疑わしい内容が見つかり騒動となると、結局チャン・ヒョンスは書類のねつ造を認めた。
事件が発覚すると、チャン・ヒョンスは協会に11月のオーストラリア遠征のメンバーから自らを外すよう要請し、協会とパウロ・ベント監督は、事態を重く見てすぐにメンバーから外した。
協会は公正委員会を開き、チャン・ヒョンスが今後、韓国代表ユニホームを着られないようにする厳しい処分を下した。
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