WBCに向けた準備も早かった。オ・ジファンはLGの春季キャンプが始まる2月1日(日本時間)より10日ほど早く、キャンプ地の米アリゾナ州に向かった。代表合流を考慮し、可能な限り早くペースを上げることにしたのだ。
現在、アリゾナ州スコッツデールのジャイアンツ・コンプレックスで実施中のLGの春季キャンプに参加しているオ・ジファンは「韓国で準備をするのは天候面で難しさがあった。妻に了解を得て、早くここに来ることができた」とし、「妻も自分が過去の国際大会で痛みがあったことをよく知っている。本当に大変な瞬間だったが、実はあのときに今の妻と出会った。当時は本当にたくさん助けてもらったが、今回もまた助けてもらった」と、妻に感謝の気持ちを伝えた。
オ・ジファンの言う「過去の国際大会の痛み」とは2018年に行われたジャカルタ・アジア大会のことだ。当時、韓国代表は金メダル獲得を果たしたにもかかわらず、メンバーに兵役未了の選手が選ばれていたことで、「選手の兵役免除獲得を理由に選抜したのか」という疑惑が噴出したのだ。そのうちの一人がオ・ジファンだった。
結局、当時の韓国代表を率いたソン・ドンヨル監督が国会の国政監査で証人として尋問されるほどの問題となり、最終的に監督を辞任するまでに至った。