「ヨナ・キッズ」たちの成長ぶりに韓国フィギュア界が笑顔だ。
フィギュアスケートのイ・ヘイン(セファ女子高)とキム・イェリム(檀国大)が国際舞台でそろって表彰台に上がった。
2月11日(日本時間)、アメリカで開かれた国際スケート連盟(ISU)四大陸選手権大会で、韓国勢が金メダルと銀メダルを獲得した。
イ・ヘインはキム・ヨナ以来14年ぶりに同大会の女子シングルで金メダルを獲得した。
ショートプログラムではミスを連発し、加算点を獲得できず、6位(69.13点)に止まった。
しかし、反転を起こした。フリースケーティングでシーズン最高点の141.71点を記録し、総得点210.84点で一気に1位に躍り出た。
昨年、同大会準優勝の悔しさを振り払うと同時に、ISUのメジャーシニア大会で初めて金メダルを獲得した。
イ・へインは着実に成長している。
満14歳だった2019年9月、ISUジュニアグランプリ第3戦と第6戦で連続優勝し、グランプリファイナルに進出。「韓国フィギュアの未来」として注目を集めた。
2021年にはシニアデビューとなったISU世界選手権で10位に上がり「韓国フィギュア最年少世界選手権トップ10」の記録を立てた。
2022年北京冬季五輪出場権は得られなかったが、挫けなかった。昨年3月の世界選手権7位、今季2度のシニアグランプリともに4位にとどまったが、今大会では再び羽を広げたわけだ。
金メダル獲得後、イ・ヘインは語った。
「今大会は結果より過程に集中しようという考えで臨んだ。 ショートでの残念な点数を忘れて、フリーで自分ができることをすべて見せることができた。本当に嬉しくて貴重なメダルだ」
「フィギュア将軍」キム·イェリムも、やはり今シーズン快調のスタートを切っている。 昨年11月、ISUシニアグランプリ第3戦・2位でシニアグランプリ初メダルを獲得した。
グランプリ第5戦では金メダルを獲得し、グランプリファイナル出場権を獲得し、2009-10年シーズンのキム・ヨナ以来初めて、グランプリ金メダルとグランプリファイナル進出を果たした。
今大会ではショートプログラムで1位、フリースケーティングではジャンプミスを犯し2位(209.29点)となったが、昨年の四大陸選手権・銅メダルよりも一段階上の銀メダルを手にした。
キム・イェリムは所属するマネージメント会社を通じて「昨年の銅メダルに続き銀メダルを獲得したが、発展していることに満足している。3月の世界選手権大会では物足りなさが残らないように一生懸命準備し、最善を尽くす」と覚悟を語った。
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