2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。
【写真】『ウリナリ』で人気のジニーが美しき淑女になっていた!!
ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きている。
気になるのは。かつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。
シリーズでお届けする意欲企画。今回は格闘技選手ながら日本のバラエティ番組などにも出演し、ドラマ『怪物くん』ではジャニーズ嵐の大野智とも共演したチェ・ホンマンのその後と現在を紹介しよう。
かつて“コリアン・モンスター”と呼ばれて日本でもその名を轟かせたチェ・ホンマン。
韓国の伝統格闘技“シルム(韓国相撲)”で日本の横綱に匹敵する地位まで上り詰め、K-1に参戦しボブ・サップなどとも激闘を繰り広げた。
2010年には嵐の大野智主演のドラマ『怪物くん』でフランケンを演じるなど、芸能界でも引っ張りだこだった。
だが、韓国に戻ってからはかなりのトラブル続きだ。具体的に見ていこう。
例えば2008年12月には、韓国で彼の歌手活動をマネージメントしていた芸能事務所から「2億ウォン(約2000万円)の専属契約金を払ったにもかからず、10回予定していたテレビ出演を4回しかせず、ナイトクラブでの営業活動も履行しなかった」として1億ウォン(約1000万円)の損害賠償を請求されている。
2014年9月には韓国の総合格闘技イベント『レボリューション』でリング復帰する予定だったか、「前払いを約束したはずのファイトマネーが支払われていない」として、試合当日にリングに上がることを拒否。
さらに2014年10月には、自宅インテリアの撤去費用1220万ウォンを支払わなかったとして民事訴訟を起こされて敗訴もしている。和解はしているが、2011年には自身が経営する飲食店で客だった女子大生に暴行を加えたとして書類送検されたこともあった。
本業である格闘技でも、なかなか浮上のきっかけを掴めずにいる。
韓国の格闘技大会といえば「ROAD FC」が有名で、チェ・ホンマンも『ROAD FC 024』で6年ぶりの格闘技復帰を果たしたが、復帰戦は開始2分も持たずに失神KO負け。
続く『ROAD FC 027』では対戦相手の棄権によってTKO勝利を収め、『ROAD FC 030』では1ラウンドTKO勝ちするが、マイティ―・モーとの3度目の対戦となった2016年4月の『ROAD FC 033』では1ラウンドKO負けを喫していた。
その後もさまざまな格闘技大会のリングに上がっているが、苦戦が続くチェ・ホンマン。
2016年11月の試合では177cmの選手に判定負け、2017年11月には僧侶出身イー・ロンにTKO負けするなど、パッとしない。『エンジェルス・ファイティング』など、『巌流島 世界武術王決定戦 2019 序幕』『AFC12』といった格闘技大会でも期待外れに終わっている。
かつては“韓流大巨人”の呼び名で人気者だっただけに、寂しいかぎりだ。
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