【韓国の視点】ますます広がる日韓サッカーの格差…専門家も指摘する「最大の問題点」とは

格差はさらに広がっている。

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パウロ・ベント監督率いる韓国代表は、E-1サッカー選手権を2勝1敗の2位で終えた。大会通算6度目の優勝、そして4連覇の夢はすべて水の泡となった。

格下と評価されていた中国と香港こそ破ったが、最終戦で日本に0-3と敗れた。

韓国サッカーが日本に大敗を喫したのは今大会だけではない。

まず、A代表は昨年3月の親善試合でも日本に0-3で敗れた。アンダー世代でも、今年6月のU-23アジアカップでは、年下のU-21日本代表相手にU-23代表が0-3で完敗。U-16インターナショナルドリームカップでも0-3と苦杯をなめた。すべての年代で“4連覇”を許したのだ。

これにとどまらず、日本で行われた「DENSO CUP SOCCER 第19回大学日韓(韓日)定期戦」では、全韓國大学選抜が全日本大学選抜に0-5と大差で敗れた。

日本代表の森保一監督は韓国戦後の記者会見で、「今の選手たちは、韓国に対してコンプレックスやメンタル的に引けを取っているところはまったくない。どの国と戦っても互角に戦えるし、アジアの国であればより高い確率で勝てる自信がある」と力強く語っていた。

「闘志や精神力でも日本が優れている」

専門家は日韓サッカーの格差の理由として、日本の体系化されたシステムを挙げる。

日本は「2050年W杯優勝」という大きな目標を立て、これを実行段階に移している。目先の短期的な成果より、向こう30年を見据えた長期的な計画だ。

誰かは日本の未来志向的な目標に対して嘲笑していたが、欧州の先進化されたシステムが積極的に導入されてきた。

実際、韓国サッカー協会(KFA)の登録選手数は9万人程度に過ぎないが、日本サッカー協会(KFA)の登録選手数はその9倍を超える。

サッカー界のとある関係者は、「韓国と日本はプロチームの数、登録選手の数で大きく差が広がった。日本は体系的で未来を見通せるシステムを構築している。数値にも差があるとはいえ、選手育成の方法と体系がすでに大きく異なる」と、日韓のレベルの差を認めた。

(写真提供=韓国サッカー協会)E-1選手権での“日韓戦”

もちろん、精神力を前面に出して「死に物狂い」で試合を戦い、勝利するような時代はとうに過ぎ去った。だが、近年はそれすらも足りないという指摘も出ている。

世代別代表で指導経験のある監督は、「これまでは我々が技術的な面で劣るとしても、“負けない”といった闘志や精神力では日本をリードしていた。しかし、最近の試合を見ると、戦術はしっかりしていても、闘志や精神力の部分では、日本の選手の方がより優れているように見える」と苦言を呈した。

問題はこれからだ。韓国と日本の格差は今後さらに広がりかねない。最も憂慮される地点だ。

当面の結果にこだわるのではなく、未来を見通した長期的なサッカー発展の計画が切実に求められている。

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