19歳のチョン・ウヨンをFCバイエルン・ミュンヘンが育てる理由【インタビュー】

1999年生まれ、19歳の韓国人サッカー選手チョン・ウヨンをご存知だろうか。ドイツ・ブンデスリーガの名門バイエルン・ミュンヘン1軍デビューを目指して、現在FCバイエルン・ミュンヘンIIで着実に成長している期待の選手だ。

そんなチョン・ウヨンを指導するハルガー・ジャイツ監督は、チョン・ウヨンについてとても高く評価した。しかし決して褒め言葉ばかりではない。「チョン・ウヨンが読むことができるように必ず書いてほしい」と、いくつかのアドバイスについても語った。

『スポーツソウル』は、9月29日に行われたドイツ4部リーグ「レギオナルリーガ」のバイエルン・ミュンヘンII対FCメミンゲンの試合直後、クラブの許可を得てハルガー・ジャイツ監督のインタビューを行った。チョン・ウヨンはこの試合で2得点を上げて、チームを3-0の完勝に導いた。彼を近くで見守ってきたハルガー監督は、ユーモアがありながら正確かつエネルギッシュな表現で、チョン・ウヨンの現在を紹介して将来を展望した。
FCバイエルン・ミュンヘンIIのハルガー・ジャイツ監督
――チョン・ウヨンが2点を決めた。

2ゴールとも素晴らしかったが、何よりも彼は本当にたくさん走った。その点を高く評価する。 少しも止まらなかった。相手ディフェンダーを試合中ずっと苦しめていた。素晴らしい試合だった。このような試合を覚えておかなければならない。

――1軍の練習に参加して、UEFAチャンピオンズリーグのベンフィカ戦の遠征にも行っていましたが。

本当にすごいと思っている。こんなに幼い選手が一流選手と一緒にプレーしているのだから。試合のテンポや一対一の状況、パスプレーだけでなく、雰囲気そのものがまったく他の選手と異なる。練習で頭角を現してこそというところだが、チョン・ウヨンは完全に吸収している。彼はひとつとして逃そうとしない。

――今年初めに入団したチョン・ウヨンのドイツ語はどうか。

彼はひとまず“書く”能力に優れている。今年1月に来たと考えると、理解力がとても良い。私たちが何を望んでいるかをすべて理解している。私がゆっくり話せば、彼は100%理解している。私は一度、彼をテストした。はたして彼が私の言ったことをすべてわかっているのか、わかったふりをしているのか(笑)。“ふり”ではないと結論が出た。私が何を言ったのか、そのまま全部答えた。彼はドイツ語の先生をつけて、その能力を向上させている。ドイツ語は本当に難しい言語だ。しかし彼の理解力は驚異的だ。1月に来て勉強したとは信じられないほど。彼がここで成長できている理由のひとつでもあるだろう。

バイエルンがチョン・ウヨンを育てる理由とは

――最高のクラブチームであるバイエルン・ミュンヘンがチョン・ウヨンに期待して、育てる理由は何か。
 

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