五輪2連覇目指す野球韓国代表、注目すべき1990年生まれの“中堅選手”4人を紹介!【東京五輪】

東京五輪を戦う野球韓国代表に選ばれた1990年生まれの選手は、いずれも所属球団では主軸を務める存在だ。彼らは韓国プロ野球KBOリーグで優れた活躍を見せたことで、代表への抜てきにつながった。

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オリンピック2連覇を目指す韓国としては、彼らのような“中堅選手”の活躍が切実だ。

ホ・ギョンミン(30、斗山ベアーズ)、パク・ゴヌ(30、斗山ベアーズ)、オ・ジファン(31、LGツインズ)、パク・ヘミン(31、サムスン・ライオンズ)。彼ら1990年生まれの選手たちが、野球韓国代表の戦いぶりを左右するといっても過言ではない。

日本と別組のグループBに入った韓国は本日(7月29日)、横浜スタジアムでイスラエルとのオープニングラウンド初戦を迎える。ディフェンディングチャンピオンの韓国が狙うのは勝利することだけだ。

東京五輪の野球ではダブルエリミネーション方式が採用されているため、より高い順位が有利となるノックアウトステージを見据えて次戦のアメリカ戦まで2連勝を収めなければならない。

決して簡単ではない相手と対戦するが、短期決戦の特性上、相手に絶対強者も絶対弱者もいない。だからこそ、“サプライズスター”の登場が求められている。

活躍が期待される“谷間の世代”

海外メディアの多くは、イ・ジョンフ(22、キウム・ヒーローズ)やカン・ベクホ(22、KTウィズ)のような20代序盤の選手を徹底的に牽制している。

しかし、20代後半から30代前半にも手ごわい選手は揃っている。ホ・ギョンミン、パク・ゴヌ、オ・ジファン、パク・ヘミンが“シーンスティーラー”として急浮上する可能性は高い。

彼らは2008年北京五輪を最後に野球が正式種目から外されて以降、長くオリンピックの舞台に足を踏み入れることができなかった。それでも、アジア大会やプレミア12、WBCなどに出場し、国際大会での経験を積み上げた。

キム・ギョンムン監督は、国内で行われた3度の強化試合を通じてある程度の構想を終えた状態だ。強化試合ではホ・ギョンミンが三塁手、オ・ジファンが遊撃手、パク・ヘミンが中堅手、パク・ゴヌが代打や守備固め、あるいは中堅手で出場しており、本大会でもその起用がなされる可能性は高い。

ホ・ギョンミンは国内トップクラスの三塁手であり、守備能力では他の追随を許さない。打席でも存在感を誇示しており、今季プロ野球では打率0.323を記録。3度の強化試合でも打率0.333をマークした。

ホ・ギョンミン

オ・ジファンも同様だ。彼は今月24日に行われたLGツインズとの強化試合で、守備の途中にスライディングを試みた相手選手と衝突し、5針を縫うケガを負った。だが、すぐ翌25日のキウムとの強化試合に出場する気概を見せた。また、2人目の子どもが生まれたにもかかわらず、直ちに代表に合流する献身ぶりも披露した。

こうしたオ・ジファンの情熱は、司令塔を感動させるには十分だった。キム監督は「練習期間に最も目立った選手だ。打球の質も良い。歯を食いしばって練習していた。確実に仕事をしてくれるだろう」と期待を示している。

オ・ジファン

中堅手のパク・ヘミンはトップバッターの重責を担う見通しだ。

尚武(サンム)戦、キウム戦と2度の強化試合に1番打者として出場したパク・ヘミンは、それぞれの試合でマルチヒットを記録した。さらには、積極的な走塁プレーで攻撃に活力を吹き込んだ。

外野手だけでなく内野手も消化できるパク・ヘミンは、守備面でも高い貢献度を発揮してくれるはずだ。今回のオリンピックでは、中堅手以外に内野手でも彼の姿を見られるかもしれない。実際、LGとの強化試合では二塁手用のグラブをはめてグラウンドに立っていた。

パク・ヘミン

パク・ゴヌの活躍も重要だ。試合後半に代打として出場できるほか、走塁センスも兼ね備えているため、代走での起用も可能な選手だ。

東京五輪を戦う野球韓国代表はパンチ力が足りないため、徹底した戦略と走塁プレーで攻撃を展開する計画を持っている。日程が進むにつれてベンチ争いもさらに激しくなるだろう。そういったとき、パク・ゴヌの活用価値がさらに高まるはずだ。

パク・ゴヌ

すでに賽は投げられた。世代交代の岐路に立った代表チームにおいて、1990年生まれの選手が果たすべき役割は重要だ。マンネ(末っ子)とベテランをつなぐ架け橋の役割はもちろんのこと、多くの国際大会で積んできた経験をオリンピックでいかんなく発揮してくれることに期待したい。

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