東京五輪の男子サッカー競技のエントリーが、18人から22人に拡大した。
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韓国サッカー協会(KFA)は7月1日、「前日(6月30日)夜に国際サッカー連盟(FIFA)からオリンピックのエントリーを22人に拡大する旨の連絡を受けた」とし、「最終エントリーは予備メンバー4人含めた合計22人とし、本大会では試合ごとに18人の出場リストを提出する方式だ」と伝えた。
U-24韓国代表率いるキム・ハクボム監督は6月30日、東京五輪に出場するメンバー18人を発表したが、4人の予備メンバーについては発表しなかった。
キム監督は今後、内部での会議を通じて追加登録する4人を決定し、2日午前にリストを公示する予定だ。
追加登録選手の有力候補には、GKアン・チャンギ(23、水原三星ブルーウィングス)をはじめ、MFキム・ジンギュ(24、釜山アイパーク)、そして元V・ファーレン長崎のDFイ・サンミン(23、ソウルイーランドFC)らの名前が挙がっている。
GKはすでにソン・ボムグン(23、全北現代モータース)とアン・ジュンス(23、釜山アイパーク)を選んでいるが、1人が負傷すると交代選手がいなくなるリスクがあるため、3人目を確保した方が良いという判断だ。
キム・ジンギュとイ・サンミンはすでに選ばれた18人の選手と実力差が大きくなく、キム監督も最後まで外すか否か悩んだ選手なだけに、劇的な合流が見られる雰囲気だ。
最後の1枠はサイドバックのDFカン・ユンソン(24、済州ユナイテッド)、もしくはウィングのFWキム・デウォン(24、江原FC)、FWチョン・ウヨン(21、フライブルク)のいずれかが入るものと見られている。
変数はオーバーエイジ枠で18人に入ったキム・ミンジェ(24、北京国安)だ。
キム・ミンジェは現在、欧州移籍が取りざたされているが、まだ新天地が決まっていない。所属チームとの協議が行われていない状態でエントリーに入ったため、状況次第ではU-24韓国代表に合流できない可能性がある。
その場合、50人の予備登録選手に入ったDFパク・ジス(27、金泉尚武)が代替者として合流するものとみられる。
パク・ジスは当初、4人の予備メンバーに含まれていたが、エントリーが増えた状況ですでにオーバーエイジ枠が埋まっていたため、予備メンバーから外された。ただ、キム・ミンジェの合流が不発に終わった場合、空いたオーバーエイジの1枠にパク・ジスが入るものとみられる。
ひとまず、東京五輪のエントリー拡大はキム監督にとって嬉しい話だ。ハードなスケジュールを消化するだけに、選手は多ければ多いほど良い。4人の予備メンバーをどう運営するかに悩まなくても良いメリットもある。
そして、18人の出場メンバーに選ばれるための内部競争もさらに激しくなった。来る本大会に向けて、再び熾烈なポジション争いが行われることだろう。
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