東京五輪前に衝撃…韓国射撃の看板選手、後輩への“言葉の暴力”で12年間の資格停止処分

射撃韓国代表のキム・ミンジ(32)が重懲戒を受けた。

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6月8日、韓国射撃連盟は「2日、韓国射撃連盟スポーツ公正委員会は韓国代表3人に対する厳正な懲戒処分を下した」と発表した。

先月、韓国射撃連盟はキム・ミンジをはじめ、射撃韓国代表選手のA氏とB氏から長年にわたり言語の暴力に遭ってきたというある選手の被害主張を確認。

そして、今月2日にスポーツ公正委員会を開き、キム・ミンジに対し12年間の資格停止処分を下した。A氏は11カ月、B氏は3年間の資格停止となった。

3選手は処分内容を聞いた日から1週間、再審を請求することができ、最新結果によっては処分内容が変わることもある。しかし、処分内容が維持される場合、3選手の代表資格は剥奪され、東京五輪に出場できないだけでなく、キム・ミンジは2032年に開催予定の夏季五輪にも出場できなくなる。

(写真提供=韓国射撃連盟)キム・ミンジ

キム・ミンジは今年4月、昌原(チャンウォン)国際射撃場で行われた東京五輪代表決定戦の女子スキートで1位になり、本大会出場権を獲得した。

キム・ミンジは2010年広州アジア大会のスキート個人戦と団体戦で銀メダル、2014年仁川(インチョン)アジア大会のスキート個人戦で金メダル、同大会団体戦で銀メダル、2018年ジャカルタ・アジア大会のスキート個人戦で銅メダルを獲得した、射撃部門の看板選手だ。

射撃連盟は2カ月以上の資格停止が下された場合、オリンピック出場選手を変更する方針を打ち出した。ただ、それよりも長い期間の懲戒が下されたことから、前回の代表決定戦の結果を反映し、ほかの選手をオリンピックに出場させる計画だ。

韓国射撃連盟は「法律家、教育人など外部の委員9人で構成されたスポーツ公正委員会の懲戒決定は、スポーツ公正の価値と人権を毀損する行為に対して、非寛容原則と客観的、法律的に審議、十分な当事者間の疎明機会の提供など手続き上の正当性のもとに行われており、あってはならないことが発生し残念だが、今回の事案が選手及び指導者全般にわたってスポーツ公正の価値を守り、射撃人自らの品格を高める契機になるものと見られる」と説明した。

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