「野球でたとえるなら先発して何もできず降板した気分ですね」
韓国人メジャーリーガーのパイオニアが韓国男子プロゴルフツアーに出場した。メジャーリーグ・アジア人投手最多勝(124勝)保持者のパク・チャンホが4月29日、全北・群山(クンサン)カントリークラブリゾートで行われた韓国プロゴルフ(KPGA)ツアー群山CCオープン(賞金総額5億ウォン)に招待選手の資格で出場した。
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女子のKLPGAツアーに比べて人気がないシKPGAツアーにスーパースターが登場したことだけでも、多くの人々の注目を集めた。
パク・チャンホも「試合前に会う選手たちに“KPGAのために頑張ってほしい”と励ましてくれた。上手くやらなければならないという気持ちが大きくて、負担も感じた。プロたちに迷惑をかけてはならないとも思った。優勝経験の豊富なパク・ジェボム、キム・ヒョンソン選手と一緒にラウンドしたのも光栄だった」と話した。
成績は決して満足できるものではなかったことだろう。18番ホール(パー4)でバーディーを奪ったものの、第1ラウンド合計12オーバー。83打で最下位だった。
「四球も多く出し、本塁打も打たれて5回まで粘ったが、6回2死後に降板した気分」と笑ったパク・チャンホ。 最終ホールでバーディーを決めたことについて「打たれて降板したけど、打者がよく打ってチームが勝った気分」と気の利いたコメントを披露した。
公認ハンディキャップは3。ドライバーで300ヤードを軽く叩く長打者でKPGA2部ツアーにも挑戦。2018年から2年間、KPGAツアーのヒューオンス·エラビエ·セレブ·プロアマにセレブリティの資格で出場し、チーム優勝を経験したこともある。それでも1部ツアーでのプレーは、「強心臓」パク・チャンホ震わせた。
「上の娘がゴルフをするのだが、アドバイスをすると“”プロでもないのに…”と言い返されてしまう。機会があればプロの資格を取りたい」
プロゴルファーに挑戦中だが、パク・チャンホは野球人だ。
「野球の勉強も続けている。大会が終わればアメリカに行って、キム・ハソン(サンディエゴ・パドレス)の試合も見なければならない。東京五輪に出場する韓国代表に選抜される選手たちのプレーも見守る計画だ。最近KBOリーグに優秀な投手が多く、未来は明るい」と応援メッセージも忘れなかった。
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