元阪神オ・スンファンや元SBイ・デホも!今季の韓国プロ野球で達成されそうな大記録たち

韓国プロ野球KBOリーグは3月31日、2021シーズンの開幕を控え、今季達成されそうな記録や注目ポイントを公開した。今回はその中から一部を紹介したいと思う。

まず、かつて日本プロ野球の阪神タイガースでも活躍し、昨年には韓米日通算400セーブを達成したオ・スンファンは、今季KBOリーグ通算300セーブが目前に迫っている。現在は295セーブを記録しており、残りわずか5と迫っているだけに、達成の確率は高いだろう。

これまでKBOリーグで300セーブを達成した選手はおらず、250セーブ以上を記録した選手はオ・スンファンを含め、ソン・スンラク(元ロッテ・ジャイアンツ、271セーブ)、イム・チャンヨン(元KIAタイガース、258セーブ)の3人だけだ。

すでにKBOリーグ歴代最多セーブ記録を保有しているオ・スンファンは、1セーブを追加するたびにリーグ史を塗り替えていることとなる。

オ・スンファン

阪神タイガース移籍のロハスに続くのは?

続いては打撃部門だ。2020年のKBOリーグレギュラーシーズンMVPであり、長打率、本塁打、打点、得点部門で1位を総ナメにしたメル・ロハス・ジュニア(元KTウィズ)は、阪神タイガースへの移籍で韓国を離れた。

そのため、今季は誰が新たなタイトルホルダーになるかに注目が集まっている。昨年、打点と長打率部門で惜しくも2位につけたヤン・ウィジ(NCダイノス)の躍進が期待されているようだ。

また、韓国でプレーする外国人打者にも注目が集まっている。ロハスと入れ替わる形で加入した元中日ドラゴンズのソイロ・アルモンテ(KTウィズ)を筆頭に、元広島東洋カープのホセ・ピレラ(サムスン・ライオンズ)、元メジャーリーガーのデビッド・フレイタス(キウム・ヒーローズ)やリオン・ヒーリー(ハンファ・イーグルス)など、多士済々な外国人打者のタイトルレースも見どころの1つだ。

【関連】Tウッズからロハスまで、外国人打者隆盛の韓国プロ野球で次の本塁打王は?

(写真提供=KTウィズ)打撃練習中のアルモンテ

前人未到の記録に挑戦し、幼なじみと対決するイ・デホ

そして、オリックス・バファローズで主軸として活躍し、福岡ソフトバンクホークス時代には韓国人選手初の日本シリーズMVPを獲得したイ・デホも、新たな記録に近づいている。

イ・デホは現在、現役KBOリーグ選手の中で唯一11年連続200塁打以上を記録している選手だ。そして今季は、KBOリーグ史上初となる12年連続200塁打へと歴史を更新する準備を着々と進めている。

また、米メジャーリーグから韓国へと舞い戻ったチュ・シンス(SSGランダース)とイ・デホは幼なじみで、イ・デホはチュ・シンスに勧められて野球を始めたそうだ。

イ・デホ

幼少期からライバルとして切磋琢磨してきた2人が、今季初めて韓国プロ野球の舞台で相まみえることとなるため、野球ファン必見の対決となることは間違いないと見られている。

このように、かつて日本でもプレーした選手や、韓国で結果を残して日本球団に移籍する選手も多い。いささか気は早いかもしれないが、2022シーズンに日本球界に訪れることを想像して、韓国球界に注目するのもおもしろいかもしれない。

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