元DeNA筒香の同僚チェ・ジマン、新シーズン開幕を控えて年俸問題解決なるか

2021年02月03日 スポーツ一般 #MLB #野球

元DeNAベイスターズ筒香嘉智の同僚チェ・ジマン(31、タンパベイ・レイズ)が、アメリカへの出国を控えている。

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早ければ2月7日ごろに、レイズの春季キャンプが行われる米フロリダ州へ向かう見通しだ。そして現在、チェ・ジマンが太平洋を渡る前に、今抱えている問題をクリアできるかに注目が集まっている。

チェ・ジマンは年俸調停を申請している状態で、2月4日に結果が出る可能性が示唆されている。

チーム内での存在感は抜群

2020年には年俸85万ドル(約8500万円)を受け取っていたチェ・ジマンだが、今季はレイズに185万ドル(約1億8500万円)を提示されていた。

チェ・ジマンはスポーツソウルとのインタビューで「現地メディアなどが予想する年俸(最大200万ドル)よりも高額になるものと期待している」と述べていた。

チェ・ジマン

しかし、レイズの評価はチェ・ジマンの期待を大きく下回ったため、彼は245万ドル(約2億4500万円)の年俸を要求。昨シーズンは42試合に出場し、3本のホームランを含めた16打点、打率2割3分と満足のいくシーズンではなかったものの、チームのワールドシリーズ進出に大きく貢献していた。

しかも、同地区の強豪ニューヨーク・ヤンキースのエース相手に豪快なバッティングを見せるなど、代えの利かない選手としてチーム内での立場を確立している。

ずば抜けた守備力と気さくな性格など、ダグアウトで見せてくれるムードメーカーとしての価値もチェ・ジマンの存在感を増大させている。

所属球団のレイズは、2019年にトミー・ファムとの年俸調停で敗れるなど、主力選手に対する価値を正しく評価していないというイメージも、チェ・ジマンの年俸アップの要求に力を与えているはずだ。

チェ・ジマン(右)

新シーズンに向けて準備は万端

オフシーズン、チェ・ジマンは韓国内で充実した練習を行っていた。仁川(インチョン)にある練習場でKTウィズのキム・ドヒョン、LGツインズのシン・ミンジェらと合同練習を行っていた。

KTウィズのイ・サンウォントレーニングコーチもチェ・ジマンのトレーニングに参加していたが、キャッチボールやバッティング練習など、実戦感覚を失わないための努力も怠らなかったという。その姿に柔軟性やパワー、ボディバランスなどが、韓国内でプレーする選手とはやはり違うという評価が相次いだという。

茶目っ気たっぷりな性格で知られるチェ・ジマンだが、今回のトレーニング中に笑いは無く、ハードなトレーニングを黙々とこなすなど、メジャーリーガーとしての品格を維持するために努力していたとのことだ。

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