「主将の選手がいじめに携わり、脅迫した」
未来統合党のイ・ヨン議員が7月6日、国会疎通館で記者会見を開き、故チェ・スクヒョン選手事件と関連して明らかになった追加の事実を暴露した。
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イ・ヨン議員は「監督や主将選手ら加害者は未だに容疑を否認している」とし、「国会議員であり、スポーツ人の先輩として守ることができず申し訳ないと、故チェ・スクヒョン選手とこの場にいる同僚、そして痛みを受けたスポーツ人の皆さんに申し上げたい」と話した。
去る6月26日、トライアスロン元韓国代表のチェ・スクヒョン選手が自ら命を絶つ悲劇が起きた。彼女は所属チーム(慶州支庁トライアスロンチーム)の監督やチームドクターを名乗る男、そして先輩選手から過度なパワハラやいじめを受けていたことがわかった。
7月6日に行われた記者会見には、故チェ・スクヒョン選手のチームメイトである2人の選手が当時の状況を証言するために乗り出した。
まずA選手は、「慶州支庁トライアスロンチームは監督と特定の選手だけの王国であり、閉鎖的で隠密に常習的な暴力と暴言が当たり前のものになっていた」とし、「監督は選手たちに常習的な暴行や暴言を行い、主将の選手もスクヒョンと私たちをいじめ、暴行と暴言を繰り返した」と暴露した。
監督だけでなく、初めて主将の蛮行も明らかにしたわけだ。
B選手は「選手たちを精神的なストレスで崩れるようにした」とし、「24時間、暴力と暴言にさらされ、第3者に明かすことも監視された」と述べた。
さらにB選手は、「トレーニングをしながらミスをすると水筒で頭を殴り、高所恐怖症の私の胸ぐらをつかんで屋上に連れていき、“1人で死ね”と脅迫した」と説明した。
主将の選手はトレーニングをしなかったという理由で、角材で暴行し、練習することが難しい状況まで発生した。さらに酒に酔って眠っている選手の部屋にこっそり入り、スマートフォンの指紋認証を解除してメッセージなどを読み、自分と仲良くない人に連絡したという理由でいじめを続けていったという。
2人の選手は記者会見の最後に、「選手生活を続けられないかもしれないという恐怖心から、勇気を出して告訴できなかったことについて、スクヒョン先輩と遺族に申し訳ないという言葉を申し上げる」と述べた。
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