元千葉ロッテマリーンズのキム・テギュン(38)が復活した。18連敗のドロ沼に沈んでいたチームの救世主となったのだ。
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韓国プロ野球のハンファ・イーグルスは、去る6月14日に行われた斗山ベアーズとの特別サスペンデッドゲームで、9回のノ・テヒョンのサヨナラ安打で辛くも連敗を脱した。
加えて本試合でも勝利し、斗山に2連勝を収めた。18連敗を断ち切ると同時に連勝に成功したのだ。
サスペンデッドゲームで「3番・指名打者」で出場したキム・テギュンは、初打席目のホームランを含む4打席3安打2打点を記録。続く本試合では「4番・指名打者」として出場し、4打数1安打でチームの連勝に貢献した。
キム・テギュンはシーズン序盤、極度の不振に陥っていた。5月の月間打率はわずか0.103に過ぎなかった。
しかし、不振で2軍に降格されてから再び1軍に復帰後、キム・テギュンは奮起している。今月に入り10試合で打率0.364、1本塁打、3打点を記録している。
シーズン初のホームランを放つなど、直近の3試合は連続で安打を記録している。さらには直近10試合のうち4試合でマルチヒット(1試合2安打以上)と、かつてのキム・テギュンが帰ってきたことを知らせた。
ハンファはハン・ヨンドク監督の辞任表明後、チェ・ウォノ監督代行体制へと転換した。コーチングスタッフが刷新され、すぐに多数のベテラン選手が1軍エントリーから外された。
だが、キム・テギュンは当時打率が1割台だったにもかかわらず、1軍に生き残った。チェ監督代行は「キム・テギュンには若い選手を良くリードしてほしい」と期待感を示した。
チェ監督代行の言葉により大きな責任感を感じたのか、キム・テギュンは以前にも増して打撃の先鋒に立つようになった。
何より、キム・テギュンが自身の存在感を打撃で見せつけたことで、若手も後を追うかのように力を発揮し始めた。
後輩にとって最も説得力があるのは、ベテランがその実力を示すことであることが改めて証明されたのだ。
キム・テギュンの復活が貧弱だったハンファ打線の光明になった。彼は13日までの得点圏打率で0.365を記録し、再び重厚感を表した。
これによって、ハンファ打線にも相手ピッチャーが警戒するバッターができた。キム・テギュンが重い存在感を見せつけることによって、ハンファ打線も再び熱くなる。
これこそ、ハンファがキム・テギュンの復活を待ち望んでいた理由だ。
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