K-POPならぬサッカー版の“ショーケース”に?韓国Kリーグが日本で観戦イベントを開催する背景

2025年04月24日 サッカー #Kリーグ

韓国Kリーグが日本でイベントを開催する。5月31日に新宿のスポーツバーで観戦イベント「K LEAGUE DAY in JAPAN ~INTERNATIONAL VIEWING PARTY~」を行なう。

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50人限定招待となる同イベントでは、近年熾烈な優勝争いを繰り広げてきた全北現代(チョンブク・ヒョンデ)モータースと蔚山(ウルサン)HD FCのライバル対決をオンライン中継で観戦。

ほかにも、スペシャルゲストを招いたトークショーやミニゲーム、勝敗予想、さらにはKリーグに関する質問コーナーなど、イベントを盛り上げるための企画が多数準備されているようだ。

本イベントは4月21日からすでに募集がスタート。韓国ではK-POPアイドルが日本進出や新曲発表する際、“ショーケース”と呼ばれるお披露目会を行なうが、今回のイベントはさながら「Kリーグのショーケース」といったところだろうか。

Kリーグ
(画像提供=韓国プロサッカー連盟)

それに韓国のプロスポーツ団体が、海外で現地の人々を対象にショーケースを開催するのは今回が初めて。Kリーグを主管する韓国プロサッカー連盟の関係者は、「日本は2024年シーズンにおけるKリーグTVの最多視聴国だ。継続的な現地イベントを通じてKリーグの認知度をさらに高め、放映権販売の拡大と潜在的な需要を発掘したい」と今回のイベントへの期待を寄せているらしい。

また、日本でKリーグ観戦イベントが開催される背景には、韓国プロサッカー連盟が今年から新設した「海外事業チーム」の存在も無関係ではないようだ。

海外事業チームは、オンラインおよびオフラインの海外マーケティングを強化する役割を担う。その数ある事業の中でも力を入れているのがKリーグの海外放映権事業だ。

Kリーグの海外中継事業は、2019年の入札を通じてグローバルスポーツ放映権流通会社スポーツレーダー社が版権社となっている。今季のKリーグ海外放映権を保有する国はアメリカ、日本、中国、オーストラリア、香港、ブルネイ、セルビア、モンテネグロ、ロシアなど27カ国。海外事業チームは今後、Kリーグ海外放映権を持つ国を50で増やすとともに、海外視聴者向けのKリーグコンテンツ専用OTTプラットフォーム「KリーグTV」を活用して、海外中継放送をするのはもちろん、SNSやオフラインでのファン交流も進めていきたいと考えているらしい。

そんなKリーグ海外事業の最初のイベントとなる「K LEAGUE DAY in JAPAN ~INTERNATIONAL VIEWING PARTY~」。くしくも開催日となる5月31日は、日本と韓国が手を取り合い共催した2002年ワールドカップ開幕日と同じ日だ。

あれから23年。日本と韓国のサポーターたちが、ふたたびサッカーで盛り上がり親交を深める時間になることを期待したい。

(文=慎 武宏)

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