メジャー初挑戦のキム・グァンヒョン、3イニング無失点の好投。“外し球”を投げない理由

メジャー初挑戦のキム・グァンヒョン(セントルイス・カージナルス)は、4度目のオープン戦登板でも“猛攻”戦略を貫いた。

【写真】韓国プロ野球を盛り上げる「美女チアリーダー」たちを紹介!!

ランナーがいる状況では、さらに積極的にストライクゾーンを狙う大胆さで、注目を集めた。

キム・グァンヒョンは3月10日(日本時間)、米フロリダで行われたミネソタ・ツインズとのオープン戦で3イニングを消化し、被安打2、奪三振4、無失点の力投を見せた。

これでオープン戦は計8イニングを投げ、5本のヒットを許す間に11の三振を奪い、韓国のエースであることを証明した。

ツインズとのオープン戦では3回裏、1死から2本のヒットを許して1、2塁の危機を迎えたが、後続をセンターフライとサードゴロで処理し、無失点で切り抜けた。

ヒットを許したせいで投球数は46球となったが、コントロールが効かなかったボールを除けば、なるべくストライクゾーンに投げようとする努力がうかがえた。

キム・グァンヒョン

2ストライクが先行した有利なカウントでも、外し球を投げない姿勢からも、キム・グァンヒョンの変化した考え方を類推することができる。

2ストライクからの外し球は“なし”

キム・グァンヒョンはこれと関連し、「野手と一緒にするのが野球だから」と説明したことがある。

韓国代表チームにいた2019年11月、キム・グァンヒョンは「新人とき、投手が有利カウントでは外し球を投げなければならないと学んだ。一種の配球の公式があった。でもそうすると投球数が増え、自然と四球になる頻度も高かった。経験を積みながら、攻撃的にならなければならないことも多いということに気づいた」と説明した。

そして、「そうすることで野手もリズムを得ることができ、守備での良いリズムは活発な攻撃につながることを感じた」と付け加えた。

特殊な場合を除けば、わざわざ投球数を増やす必要はないというのがキム・グァンヒョンの持論だ。

ここまでのオープン戦で計8イニングを投げ、与四球がわずか1という点も同じ文脈から説明できるだろう。打者の立場では初めて見る投手だけに、配球やボールの軌道を把握する時間がない。逃げる理由がないことを意味する。

その結果、WHIP(投球回あたり与四球・被安打数合計)は0.75と驚異的な数字だ。

ワイルドな投球フォームなので安定感が落ちるという指摘もあるが、キム・グァンヒョンは長らく韓国のエースを務めたことには理由があることを、オープン戦から証明している。

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集