2022年初頭にはオミクロン株の大流行が過ぎ去り、感染症対策の体系を日常防疫基調に転換し、5月2日からは一般的な屋外マスク着用義務は解除。密集度を考慮して、50人以上の一部の場所でのみの着用義務を残していた。
そして最近、再流行の減少傾向が明確になると、残っていた50人の規制も緩和し、約1年5カ月ぶりに屋外でのマスク着用義務が完全になくなる。これにより、プロ野球をはじめとするスポーツ、野外公演、大規模集会などでマスクをしなくても済むこととなる。
疾病庁は、「5月2日から、遊歩道、遊園地、野外スポーツ活動などを含む大多数の屋外空間は、すでにマスク着用義務（過料賦課対象）が解除された状態」とし、「この日（9月26日）からは、残っていた50人以上の集会、公演、スポーツ競技でもマスクをつけなくても過料が賦課されない」と説明した。
しかし屋外マスクの着用義務解除が、屋外でのマスク着用が“全く不要になった”ということを意味するわけではないと当局は強調。
屋外でのマスク着用勧告となる対象は、「新型コロナと思われる症状がある人」「高齢層、免疫低下者、未接種者など、高リスク群および、それらの人と濃厚接触する人」「人々が多く集まった中で、歓声・合唱・対話など飛沫（唾液）の生成が多い状況」などだ。
疾病庁は「過料賦課規制措置は解除されるが、個人の自律的実践は状況に合わせて依然として必要であり、特に高リスク群および高リスク群と濃厚接触する人はマスク着用が必要だ」と強調した。
