“n番の部屋”事件に加担した30代の僧侶が僧籍をはく奪される…営利目的か

2020年04月21日 社会 #n番の部屋事件

未成年者を含む女性を脅迫し、わいせつ映像や画像を制作・流布した“n番の部屋”事件に積極的に加担した僧侶A氏(32)が僧籍を剥奪された。

【注目】韓国に激震を与えている“n番の部屋”事件とは?

JTBCは4月20日、「僧侶A氏は、曹渓宗(チョゲジョン、韓国最大の仏教宗団)の僧籍(僧侶の登録された籍)に上がった正式な僧侶であり、アプリ開発者であった。とある大型仏教寺院の所属で、その寺院のホームページも管理していた」と報じた。

僧侶A氏のニュースが伝えられた後、禁欲を説くべき宗教家が積極的にわいせつ物流布に加担したという点で衝撃が広がっている。

4つのポルノサイトを運営

水原(スウォン)地検・女性児童犯罪調査部(チョン・ヒョンミン部長検事)は4月17日、児童・青少年の性保護に関する法律違反などの容疑で、A氏を拘束起訴した。A氏は2016年から2020年3月まで4つのポルノサイトを運営しながら、8000件を超えるわいせつ物を流布した疑いで起訴された。

また、未成年者を脅迫してわいせつ映像や画像を流布したチャットルーム“n番の部屋”、“博士の部屋”などで共有された映像を第三者から購入した後、テレグラム(SNS)を通じて流布した疑いも受ける。

“n番の部屋”事件で最も悪質とされる“博士の部屋”を運営したチョ・ジュビン

A氏は自分の携帯電話などに、児童・青少年が対象となった映像を含めて計1260件のわいせつ物を所持していたことが確認されており、そのうち950件ほどをSNSなどで転売していたという。

検察はA氏が営利目的でわいせつ物を流布したとみており、A氏の犯罪収益の規模はもちろん、彼からわいせつ物を購入した者に対しても調査している。

ただA氏が女性を脅迫してわいせつ物を制作した事実は確認されておらず、“博士の部屋”運営者チョ・ジュビンらとの関連性は、現在までないとされる。

曹渓宗側は4月19日、内部会議を経てA氏の僧籍を剥奪した。

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