まず両社はメタバース用コンテンツの共同制作案を検討する予定で、例えばK-POP、J-POPコンテンツを共同制作し、両社のサービスに適用する方式だ。
特に、日韓両国で人気のゲーム、アニメーションなどのコンテンツに対する知的財産権(IP)を共同で確保したり、メタバース関連コンテンツ提供事業者(CP)や拡張現実(XR)関連のデバイスメーカーなど、技術企業に共同投資する案についても議論していく予定だという。
また定期協議体を運営し、両社のサービスと技術を共有することで、共同マーケティングを展開していく案も模索することにした。
両社のメタバースサービスが連結される場合、韓国では「ifriend」で中継されているK-POPアーティストのボリュメトリックコンサートを、NTTドコモのサービスを通じて日本の利用者も視聴でき、NTTドコモのサービスで具現化された日本の主要都市を、ifriend利用者も同じように訪問するなどのサービスが可能になる見通しだ。
ほかにも6Gなど次世代通信ネットワーク分野でも協力し、主要技術を共同で研究することで、技術標準を共に確立していくことにしたそうだ。
6Gで本格化する開放型無線接続網(Open RAN)と仮想無線接続網(Virtual RAN)に関する技術を共に確保。移動通信網構造をクラウド環境に革新し、伝送網技術を共同開発するなど、次世代移動通信網研究開発に両社の技術を集中する計画だ。
そして両社は温室効果ガスの排出を減らすため、省エネソリューションや高効率通信装備を導入するなど、グリーンICT分野でも積極的に協力することにした。