デビュー3年でグローバルアーティストに浮上したIVEの活躍にカカオエンターテインメントが喜んでいる。
カカオエンターテインメントは今年、ミュージック部門のマルチレーベル体制を高度化し、グローバルメガIP制作に力を注ぎ、上半期のレーベルアーティストたちのワールドツアーを活発に推進した。
続けて、下半期にもグローバルパートナーシップの強化およびグローバル現地IP制作などに乗り出している。
このような中、傘下レーベルのSTARSHIPエンターテインメントに所属するIVEが、今年下半期にもグローバルな舞台で主要活動を続けるものとみられ、カカオエンターテインメントのグローバル事業推進に力を加える見通しだ。
特にIVEの活躍は、カカオエンターテインメントがSMエンターテインメントと手掛ける英ボーイズグループデビュープロジェクトをはじめとする新規IP開発事業において、海外市場で共にシナジー効果を得るものと見られる。
IVEは昨年10月より、世界19カ国27都市を回るデビュー後初のワールドツアーを「IVE THE 1st WORLD TOUR 'SHOW WHAT I HAVE'」を開催。アジアや北米、欧州、南米など各地で公演を行った。
特にIVEは、デビュー後初めて公演を行った欧州や南米などの国々でも、現地ファンの爆発的な反応を得て、シンドロームを巻き起こした。
このような活躍に支えられ、IVEは最近、米経済誌『フォーブス』が選定した「アジアで影響力のある30歳以下の30人」にK-POPアーティストとして唯一選ばれるなど、グローバルな名声を継続している。
今後は来る8月10~11日にソウル・KSPO DOMEでアンコール公演を行い、9月にはデビュー後初めて東京ドームの舞台に立ち、日本でもアンコール公演を行う予定だ。
今回の東京ドーム公演は、まだデビューして3年も経っていないIVEが、昨年10月の2日間に8000席規模のソウル・蚕室室内体育館で公演してから約1年未満で、1万席以上の規模の会場でファンに会うことになるだけに、格別な意味を持つ。
また、IVEはソウルでのアンコール公演を通じて、この10カ月間で全世界のファンの前で披露してきたステージ掌握力とパフォーマンス力などを韓国国内のファンに見せ、成長の勢いを証明する予定だ。
グローバルアーティストとしての成長を証明しているIVEの活躍は、カカオエンターテインメントが推進中のグローバル事業とシナジー効果を発揮できる見通しだ。
カカオエンターテインメントは、昨年からSMエンターテインメントと共に発足した北米統合法人を中心に、海外現地アルバムの発売、コンサート、番組、プロモーションなどを全方位で支援するマネジメントシステムを体系的に構築し、所属アーティストのグローバル活動の多角化に拍車をかけている。
昨年、北米法人はソニー・ミュージック傘下のコロムビア・レコードとパートナーシップを締結したが、その最初の取り組みとして、IVEのグローバル音源流通と北米現地マーケティングおよびプロモーションを推進している。
IVEの多彩なグローバル活動を基に、しっかりとしたグローバルファンダムを構築することで、ほかの所属アーティストのグローバル領域拡張および活動多角化にも弾みがつくという期待も高い。
大規模なワールドツアーを開催し、グローバルファンダムを強固にしているIUとTHE BOYZも、これに力を加える見通しだ。
あるK-POP界関係者は、「IVEなどのアーティストたちの成果が、カカオエンターテインメントが推進中の多様なグローバル事業の原動力になるだろう」とし、「カカオエンターテインメントが、所属アーティスト以外の多様なK-POPアーティストたちのグローバル進出を支援すると明らかにした経緯があり、グローバル事業推進や海外進出に多様なニーズがある中小事務所の期待と関心が高い」と伝えた。
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