2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きている。
気になるのは、かつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。
シリーズでお届けする意欲企画。今回は韓流ブームのきっかけとなったドラマ『冬のソナタ』で一躍、その名を知らしめた女優パク・ソルミのその後と現在について紹介する。
日本における韓流ブームの火付け役となった『冬のソナタ』。韓国では平均視聴率23.1%、最高視聴率28.6%を記録した。
日本では最初にNHK-BSで放送されたが、その後、地上波でも放送されるほどの人気に。これまでさまざまなテレビ局で何度も再放送されており、その名を冠したパチンコ台が発売されたり、アニメ映画が製作されたりするほどの熱狂ぶりとなった。続編を描いた書籍やアナザーストーリーを綴った小説も発売されている。
その『冬のソナタ』で一躍、その名を知らしめたのがパク・ソルミだ。彼女が演じたのは、チェリン。ぺ・ヨンジュン扮するジュンサン、チェ・ジウ扮するユジンと同級生だ。
初恋の相手だったジュンサンをユジンに奪われた腹いせにユジンを憎み、2人の仲を妨害しようとさまざまな邪魔を企てる悪女であったが、その美しさと勝気な性格が妙に気になって見入ってしまった視聴者たちも多かったはずだ。
この『冬ソナ』で一躍、知名度を上げたパク・ソルミはその後、ドラマ『オールイン』(2004年)ではオアシスグループ会長の娘ソ・ジニを演じた。以降は『黄金のりんご』(2005年)や映画『極楽島殺人事件』(2007年)に出演している。
『オールイン』で共演したチソンと交際したが、3年の交際も実らず2006年に破局。その後、『美しき伝説の商人~キム・マンドク』(2010年)で共演したハン・ジェソクと交際をスタートさせ、2013年にめでたくゴールインした。
2014年4月には長女を、2015年1月には次女を出産し、育児に専念するためにしばらくの間は芸能活動を休止。2016年にドラマ『町の弁護士チョ・ドゥルホ』で復帰した。
その後、再び休止期間を設けたが、2018年11月にドラマ『死んでもいい』で2年半ぶりに復帰している。
自身のインスタグラムに娘との日常などもアップするパク・ソンミ。『冬ソナ』から15年以上の歳月が過ぎても、その美しさは変わらないようだ。
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