TFNが参加したダディ・ヤンキーのコンサートは彼が引退前にメキシコで行う最後の公演であるため、さらに特別な意味を持つ。
同日、ダディ・ヤンキーはTFNに格別な愛情を示した。彼はTFNを南米で活躍するK-POPを代表するスターに挙げ、同時に「TFNがコンサートを開催するなら、必ず参加する」として厚い親交を誇示したりもした。
彼らの特別な絆は2021年8月、ダンスチャレンジから始まった。
ダディ・ヤンキーは自身の曲『Problema』チャレンジに参加したTFNの映像を自身のSNSに共有し「#Southkorea」というハッシュタグを付け、彼らを紹介。その後、ダディ・ヤンキーはTFNの歩みに注目、自身のSNSでTFNの動画を紹介し、絶え間ない称賛を贈った。
彼らはこの1年間、音楽的な交流を続け、友情を育んだ。 南米最高のアーティストがK-POPアイドルグループに注目することを越え、友達だと思っているという点は非常に異例のことである。
TFNはダディ・ヤンキーだけではなく、マルマ(Maluma)、ナティ・ナターシャ(Natti Natasha)など南米のトップアーティストと活発に交流し、南米で高い人気を誇っている。
このようなグローバル人気に支えられ、TFNはプエルトリコで開かれた南米大衆文化芸術授賞式「Premios Juventud 2022」に招待されたりもした。
今年7月にはスペイン語の新曲『When the sun goes down』を発表し、本格的な南米活動に突入した。従来の韓国語曲をスペイン語バージョンで発売するのではなく、オリジナルスペイン語曲の発売はK-POPグループ初の試みだ。
なおTFNは現在、メキシコで活発なプロモーションを行っている。
◇TFN プロフィール
韓国の大手グローバルIT企業NHNとソニーミュージックがタッグを組み、2021年1月11日に9人組ボーイズグループ「T1419」としてデビュー。韓国人メンバー5人(NOA、SIAN、KEVIN、ON、GUNWOO)と、日本人メンバー4人(LEO、ZERO、KAIRI、KIO)で構成されており、所属事務所がガールズグループMOMOLANDと同じMLDエンターテインメントということから、“MOMOLANDの弟分”とも称されている。グループ名の由来は「Teenager(ティーンエイジャー)である14歳から19歳のメンバーで構成されたグループで、すべての10代の代弁者」という意味が込められている。しかし、ファンからの要請を受け、2022年10月17日にグループ名をT1419から「Try For New(新しさを試みる)」という意味の「TFN」に変更された。