【韓流のいま⑥】ファンがスターに求めるのは“責任感”。これこそ韓流の可能性?

2019年04月11日 話題 #V.Iスキャンダル

【韓流のいま⑤】いわゆる「第3世代ファンダム」はどう生まれたか

ファン文化が変化を遂げる中、ファンはスターと自分たちの権利を守るために努力している。

好きなスターが不道徳な行動をしても頭ごなしに擁護していた過去とは違って、間違った言動を取ったスターに対しては積極的に声をあげている。

グループのイメージを損なう特定メンバーの退出を求めるボイコットをしたり、スターのマーケティングにおいて消極的な事務所には待遇改善を求めるなど、直接に意思を伝える事例も増えている。

いわゆる「V.Iスキャンダル」がK-POP業界に波乱をもたらしている今、事態の発端となったBIGBANGのV.Iをはじめ、グループチャットのメンバーであるチョン・ジュニョン、FTISLANDチェ・ジョンフンなどが芸能界引退もしくは無期限活動自粛を宣言した。

自ら活動中断を決めたスターもいるが、国内外ファンたちが事務所にスターの退出を要求したケースがほとんどである。

最近BTSをはじめあらゆるアイドルグループが米ビルボードチャートにランクインするなど、K-POPの地位はいつになく高まっているとはいえ、今回の事件がK-POPのイメージダウンは避けられない。

しかし、今回の事件をきっかけにK-POP産業の慢性的な問題を振り返り、システムを改善しなければならないという声も上がった。今やファンはスターに対して「盲目的な支持」を送るより、「スターとしての責任感」を求めているのだ。

これについて業界の専門家はこう語った。

「海外メディアでV.Iスキャンダルが多く取り上げられることで“韓流の危機だ”と見る視線もあるが、これは韓流の一部の問題であり、まだまだ健全だという認識が強い。過去に海外スターが社会的に物議を醸すケースも多かったが、K-POPスターたちはこれまで積み上げてきた純粋なイメージに少し傷がついた程度。健康なファン意識で克服していきながら、より世界的に広がると思われる」

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