映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』が韓国でも絶好調だ。
韓国映画振興委員会の映画館入場券統合ネットワークの集計によると、8月31日、『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』は全国1995スクリーンで28万5020人の観客を動員した。
これで累計観客数は315万4070人に達し、公開から10日で早くも300万人突破を果たした。
特にこの記録は、韓国の夏の劇場市場で二強体制を築いている『ゾンビ娘』が公開11日目に300万人を突破したものより1日早い数値であり、今年公開作の中で最短期間での300万人達成となった。
また、累計301万人を動員した『ハウルの動く城』を抜き、歴代日本アニメ映画の韓国興行ランキングで第4位に浮上。3位『君の名は。』(367万人)、2位『THE FIRST SLAM DUNK』(490万人)、1位『すずめの戸締まり』(558万人)にどこまで迫れるかにも注目が集まっている。
観客の評価も高い。韓国最大手の映画館チェーン CGV が独自に運営している観客評価システム「CGVゴールデンエッグ指数」96%、メガボックス実観覧スコア9.4点(10点満点)、ネイバー実観覧客スコア9点(10点満点)を獲得している。
『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』は、公開前にさまざまな論争もあった。主人公の炭治郎が旭日旗を連想させるデザインの耳飾りを着用している点や、作中の組織「鬼殺隊」が日本の学徒兵を連想させる点から、日本の軍国主義を美化しているとの批判もあった。
しかし蓋を開けてみると、最高のスタートを切った。
この勢いは、9月に入っても続く見通しだ。8月31日午前9時時点の前売り率でも49.0%を占め、1位を維持している。
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