韓国ドラマの撮影チームが、またしても物議を醸している。
今回は、Netflixの新オリジナルシリーズ『Mr.プランクトン』(原題)撮影チームのゴミの無断投棄だ。
10月16日、ある読者から、本紙『スポーツソウル』に情報が寄せられた。「最近『Mr.プランクトン』が済州道・西帰浦市・和順(チェジュド・ソグィポシ・ファスン)付近で撮影を行った際、近隣にゴミを不法投棄して去った」というものだった。
情報提供者が公開した写真によると、『Mr.プランクトン』撮影チームは、食べ物やミネラルウォーターの容器、タバコの空き箱・吸い殻、プラスチックカップ、飲み残したコーヒー、紙の束を捨てて帰ったという。
このなかでも紙の束には、撮影チームのスケジュール、いつ・どこで・どのような撮影を行ったのかの内容が含まれていた。また、プロデューサーの名前や助監督個人の携帯電話番号、撮影コンテも残っていた。『Mr.プランクトン』の撮影チームはゴミの無断投棄にも、撮影中に地域住民に迷惑をかけたという疑惑もある。
NAVERの『Mr.プランクトン』オープンチャットのある利用者は、「厚岩(サンアム)洞での撮影中は、町内住民の日常を邪魔しないでほしい」とし、「撮影中に住民の駐車スペースに駐車され、不便を強いられた。“(スタッフが)どこに住んでいて、ここに駐車しているのか”と繰り返し質問したが、道を塞がれた」と主張。
このような迷惑行為について、『Mr.プランクトン』側は『スポーツソウル』に「夜遅くに撮影が終わったため確認できなかった。周辺に街灯がなく、撮影機材の撤収にも困難を経験した」とし、「不十分だった点は今日(10月16日)午前、同所を訪ねて清掃を完了した」と明らかにしている。
それとともに「厚岩洞の場合は住民が嘆願したあと、当該駐車空間にある撮影機材を移動し、再び撮影を行った」と釈明した。
『Mr.プランクトン』は間違って生まれた男・ヘジョ(演者ウ・ドファン)の人生最後の旅行に、最も不幸な女・ジェミ(演者イ・ユミ)が強制同行したことで起きる出来事を描いた物語。主演2人のほか、オ・ジョンセ、キム・ヘスクのキャスティングが確定している。
なお最近、韓国ドラマ界では撮影による迷惑行為が横行している。パク・ウンビン主演の『無人島のディーヴァ』、パク・ソダムとソ・イングクが撮影中の『もうすぐ死にます』IUとパク・ボゴム主演のNetflixオリジナルドラマ『本当にお疲れ様でした』など、今年だけでも数件が確認されている状態だ。
特に、『無人島のディーヴァ』は今年4月、40代の男が撮影現場にレンガを投げ、現場にいた女性スタッフが負傷する事件が起こった。幸い、その女性スタッフは病院に搬送されて治療を受け、大きな負傷はなかったという。
レンガを投げ入れた男は犯行を認め、「撮影中に発生した光と騒音に腹が立った。眠れなかった」と供述。一般市民の生活区域である現場付近で夜明けに撮影したこと、また騒音があったのではないかという疑惑に包まれた。
■レンガを投げつけられる事件まで…韓国ドラマ撮影現場でスタッフによる“迷惑問題”が多発
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