ブリトニーやアリアナ・グランデまで…海外スターの“韓国公演”でなぜか発生するトラブルの数々

2023年06月20日 話題

世界的なポップスター、ブルーノ・マーズの韓国公演と関連して様々な議論が浮上している。

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アーティストの公演は完璧だったが、付随的な問題で議論が起きたのだ。主催した現代カード側は、釈明に追われた。

これとは逆に、過去には海外アーティストが不十分な公演を見せ、韓国ファンに失望感を抱かせたケースもあった。海外アーティストの韓国公演で起きたトラブルをまとめた。

ブルーノ・マーズ、芸能人優遇+“視野制限されすぎ席”

(写真提供=現代カード)ブルーノ・マーズの韓国公演

6月17日、18日に開かれたブルーノ・マーズの韓国公演には絶賛の声があふれた。舞台マナーはもちろん、ライブの実力まで非の打ち所がなかった。満足感を表す観客のレビューが続いた。

ところが公演後、観客として訪れた芸能人の一部が最前列に座った姿が捉えられ、芸能人を優遇したのではないかという議論が提起された。というのも今回の公演は、チケットの不正取引が大量に摘発されたほど前売り競争が激しかったが、少なくない芸能人が会場で前列に座っていたのだ。

また主催した現代カード側は“視野制限席”も販売したのだが、ある観客が公開した座席はステージだけでなく、大型スクリーンすらまったく見えなかった。主催側は公演当日、「視野妨害などによるチケットの払い戻し、または変更は不可能ですのでご了承ください。前売り時に参考にしてください」と案内していたが、ステージを少しも見られない状況に一部の観客の不満が爆発した。

最終的に現代カード側は、芸能人“優遇”疑惑については「芸能人の訪問と関連して、通常、アーティストが直接招請する家族、友人、ミュージシャンなど知人のための招待券を受け取った芸能人が訪問したケースと、芸能人の所属事務所で購入したチケットで芸能人が訪問したケースがあり、現代カードが別途に芸能人を招請したことはない」と明らかにした。

また、視野制限席の議論については「公演企画会社からその顧客に直接連絡し、払い戻しをする予定」と立場を伝えた。

マイケル・ボルトン、2時間の遅れ

(画像提供=KBES)マイケル・ボルトン韓国公演

マイケル・ボルトンは今年1月14日と15日、ソウル高尺(コチョク)スカイドームで韓国公演を行った。ところが、初日に問題が生じた。

マイケル・ボルトンの韓国公演を主催した公演制作会社KBES側は、マイケル・ボルトンの公演を18時からと知らせたが、マイケル・ボルトンが登場したのは20時だったのだ。

主催側は韓国公演を知らせながら、ユミ、チョン・ホンイル、ソヒャン、K2キム・ソンミョンがゲストとして舞台に上がると明らかにした。ポップスターの韓国公演で韓国歌手がゲストとして参加し、オープニングのステージを飾るケースはたびたび見られることだ。しかしマイケル・ボルトンの韓国公演では、何と100分近くもゲストの舞台が進行された。

チケットに公演開始時間が18時と明示されていたが、20時から本公演が始まり、ファンたちは怒った。さらにマイケル・ボルトンの公演は1時間余りで終わってしまった。

主催側は「観客の方々に頭を下げて心から謝罪する。公演後、直ちに公演関連担当者の全員を招集して緊急会議を進行。今日の公演問題に対する原因を明らかにしようと思う」とし、ゲスト歌手たちの公演が過度に長くなったことについて「公演遅延によるゲストチームの公演時間短縮を各アーティストに認識させることができなかった」と釈明した。

舞台の転換が遅れたことに対しては、「多くの進行要員がいたにもかかわらず、困難があった。リハーサルの現場で急遽セットアップが変更され、本公演にリスクを抱えることになった。時間の運行上、この点をあらかじめ認知できなかった点も頭を下げて謝罪する」と謝った。

アリアナ・グランデ、誠意のない舞台

(画像提供=現代カード)アリアナ・グランデ韓国公演

アリアナ・グランデは2017年に初の韓国公演を開催したが、やらないほうがましだったかもしれない。当時、アリアナ・グランデは公演3時間前に入国し、リハーサルもなしにコンサートを行い、その誠意のなさが議論を呼んだ。

リハーサルもなく舞台に上がったため、ステージとカメラの動線、音響などが円滑に進まなかった。コンサートには広い舞台が用意されていたにもかかわらず、アリアナ・グランデは限られた空間のなかだけでパフォーマンスを披露した。

彼女は十分に前に出て、より良いステージを作ることもできたが、消極的な態度を見せた。公演時間も1時間30分ほどと、比較的短く終わった。

韓国の直前に行われた日本公演では、2日前に入国して徹底したリハーサルまで行ったが、韓国では公演3時間前に入国し、出国も公演が終わった当日の午前0時に行ったことが明らかとなって非難を浴びた。

これに対しては主催した現代カードだけでなく、現代カードのチョン・テヨン副会長が「公演以外の歩みは物足りなさが残る。公演直前に来て直後に帰る姿、マスコミ各社を忌避したことなどは公演まで機械的に見せ、公演を2時間の舞台ではなく、単にsharing(シェアリング)だと思っていたら寂しさを与える余地がある」と述べたりした。

また、「もし最近の韓国の情勢が気がかりであったのなら、むしろマンチェスターで見せてくれた勇気と感動を再現するか、むしろ率直に話して公演を取り消したほうが良かったと思う。今回のことを教訓に、次の公演からはより円滑な進行のために努力する」と直接謝罪した。

ブリトニー・スピアーズ、口パク議論

(画像提供=ime)ブリトニー・スピアーズ韓国公演

ブリトニー・スピアーズも2017年、高尺スカイドームで初の韓国公演を行った。彼女は情熱的なステージと全盛期のパフォーマンスを遺憾なく発揮した。

しかし様々な問題が発生した。高尺ドームの収容人数は3万人だったが、公演を訪れた観客は1万7000人余りだった。その上、観客の席が重なる事態が発生して公演が20分ほど遅れたのだ。

さらにブリトニー・スピアーズは様々なヒット曲メドレーを口パクで消化したとの疑惑が浮上し、ファンの不満を増長させた。

その後、ブリトニー・スピアーズはあるインタビューで「本当に笑える。多くの人が、私がライブをしないと思っている。私がダンスを激しく踊るから。この部分が私を本当に怒らせる。私は本当に一生懸命、歌って踊る」と激怒したりした。

様々な海外アーティストの韓国公演で、大なり小なりトラブルが発生してきた。今回のブルーノ・マーズの公演自体は完璧だっただけに、ステージ外でのトラブルが残念でならない。

(記事提供=OSEN)

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