BLACKPINKの2ndフルアルバム『BORN PINK』は、10月1日付の米ビルボードメインアルバムチャート「ビルボード200」で1位を占めた。K-POPガールズグループとしては初めての記録だ。ガールズグループ全体としても1位に輝いたのは、2008年のダニティ・ケイン以来、14年ぶりのことだ。
とある業界関係者は「この間、K-POPアーティストがビルボードのトップに立ったのはBTS、SuperM、Stray Kidsといずれもボーイズグループだったが、BLACKPINKがその流れを変えた」とし、「ボーイズグループに劣らずガールズグループも大規模なファンの集結と韓流をリードできるということを示した」と評価した。
米ビルボードチャートに続いてBLACKPINKは、K-POPガールズグループとして初めて英オフィシャルアルバム最新チャート(9月23~29日)「トップ100」でも1位となった。
オフィシャルチャートは、米ビルボードチャートと共にポップ音楽界の2大チャートに挙げられる。K-POP全体で該当チャート1位を記録したグループは、BTSとBLACKPINKだけだ。グローバルにK-POPを率いるBTSに匹敵するK-POPガールズグループとしての地位を示す成績だ。
2ndフルアルバム『BORN PINK』は、韓国HANTEOチャート基準で初週の販売量が154万2000枚を記録し、ミリオンセラーを達成した。前作である1stフルアルバム『THE ALBUM』で記録した初週販売量68万9000枚を2倍以上も超え、K-POPガールズグループ史上最高記録を更新した。
『BORN PINK』は、また別のアルバムチャートであるサークルチャート(旧ガオンチャート)基準で、214万枚以上売れたと集計され、ダブルミリオンセラーを達成している。このチャートは海外輸出量まで成績に反映したものだ。
また、世界最大の音源ストリーミングプラットフォームSpotifyの週間チャートでは、韓国アーティストとして初めて1位に上がった。『Shut Down』の他にも、『Pink Venom』5位、『Typa Girl』14位、『Hard to Love』24位など、アルバム全曲が同チャートトップ50に入った。
これらの成績を見れば、BLACKPINKがBTSに続いているとする見方に、大きな無理はないだろう。
とある関係者は、「BTSがポップの主流市場である米英圏にK-POPを開拓したため、BLACKPINKがグローバルに成功する速度がさらに速くなった」としながらも、「ただ見えない“ガラスの天井”のようだったガールズグループの限界を、BLACKPINKが破ったという点は大きな成果だ。K-POPの地位を一段階高めたことはもちろん、後輩ガールズグループの新しい活路も模索してくれたと見られる」と分析した。
ヒップホップリズムをベースにした洗練された音楽も、グローバルファンを呼び集めることに大きな役割を果たした。
また別の関係者は「ジス、ジェニー、ロゼ、リサの全員がラップとボーカル、パフォーマンスとビジュアルまで完璧なうえに、優れたライブの実力でも注目されている」とし、「世界的に堂々として率直な女性アーティストに対するニーズが多く、時期的な部分も合致した。10月から大規模なワールドツアーが予定されており、今後もBLACKPINKのグローバルな地位はさらに高まるだろう」と予想した。