有名ガールズグループのラッパーが歌唱力で対決する。偏見に正面から勝負を仕掛けるコンセプトに、話題性の高い出演陣まで好奇心を刺激するのに十分だ。『2番目の世界』(原題)の話だ。
8月30日、韓国JTBCの新しい音楽バラエティ番組『2番目の世界』のオンライン制作発表会が開かれた。
制作発表会には、キム・ヒョンジュンCP、ポール・キム、Wonder Girls出身のユビン、AOA出身のジミン、MAMAMOOムンビョル、OH MY GIRLミミ、宇宙少女エクシ、MOMOLANDジュイ、Billlieムン・スア、CLASS:yソンユ、キム・ボムス、ジョンヨプ、チョン・ウンジ、ソ・ウングァン、キム・ミンソクが参加した。
『2番目の世界』は、ガールズグループのメインラッパーによるボーカルサバイバル番組だ。ユビン、ジミン、ムンビョル、ミミ、エクシ、ジュイ、ムン・スア、ソンユが参加する。
キムCPは番組について、「K-POPが全世界的な主流に浮上した状況だ。ところがガールズグループ、特にラッパーに対する偏見があったのではないか。8人のアーティストは、すでにラップだけでなくボーカルでも“最高レベル”に近い。グループなので、限定されたパートを消化してきただけだ。個人的な意欲や能力値がソロ歌手以上であることを感じた。私たちは、彼女たちがまともに遊べる場を作っただけだ」と説明した。
同番組は、AOA出身ジミンの活動復帰で公開前から話題を集めた。彼女は2020年、AOAの元メンバーであるクォン・ミナをいじめたという疑惑を受け、グループを脱退し、芸能界活動を中断した。それから2年ぶりに顔を映して注目されている。
ジミンは復帰の感想として、「慎重な部分だ。一生懸命にやって近づいていけば、良く見てくれるのではないかという考えもある」と話した。あえてサバイバル番組を選んだ理由については、「ラッパーでデビューしたが、最初はボーカルで音楽を始めた。心の片隅にロックスターの夢があった。活動を休みながら、次に自分が現れるときは、歌をやらなければと考えた。そんなとき、ちょうどこの番組ができた。とても良い機会だと考えた」と述べた。
バラエティ番組『ピョンピョン地球娯楽室』(原題)を通じて、バラエティの人気者に浮上したOH MY GIRLのミミも合流した。OH MY GIRLのメンバーとしてサバイバル番組に参加した経験がある彼女は、「一人でサバイバル番組出て、ステージをお見せしなければならないことが心配だった。経験してみると、人としてもアーティストとしても成長することになる。本当に参加して良かった。後悔はない」と話した。
ライバルといえるガールズグループのメンバーが集まっているだけに、雰囲気が殺伐とするのではないかとの見方もできる。宇宙少女のエクシは、「グループとしてサバイバルをすれば、さりげなく牽制するなど、そんなこともあったようだ。でもここには味方がいないから、お互いに頼り合っているようだ」と伝えた。それでも「今はまだ雰囲気がとても良いが、どうなるかわからない」と付け加えて、緊張感を吹き込んだ。
キム・ボムス、ジョンヨプ、チョン・ウンジ、ソ・ウングァン、キム・ミンソクは、これまでの審査員とは異なる“ボイスリーダー”として活躍する。ソロ歌手からグループメンバーまで、スペクトルの広い審査委員構成が多角的な評価を期待させる。
チョン・ウンジは、「自分がラップのポジションだったら、私もこの場にいたかもしれない。(ステージを)見ながらたくさん共感した。なぜ、ああいったステージにしたのかに対する理解度が高いようだ。普段持っている考えが投影されたステージだと思えるので、集中しながら見ることができる」と明らかにした。
ジョンヨプは「私もサバイバルステージの重みを知っている。それで視聴者と共感しながら楽しもうと思っている。素敵なアーティスト8人が証明するものを証人として見守るために座っているようだ」と話した。キム・ミンソクは「偏見が壊れる楽しさを感じることができるだろう」と自信を見せた。
番組MCを務めるポール・キムは観戦ポイントとして、参加者の“偽善”を挙げて興味を引きつけた。彼は「みんな“緊張する”、“震える”と言いながら、とても完璧なステージを見せてくれる。すべて嘘だ。期待値を下げて高く評価されようとする戦略」とし、「どのくらい素敵なステージを見せてくれるのか、確認してほしい」と要請した。
『2番目の世界』は本日(8月30日)、20時50分にJTBCで初放送される。
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