現在、韓国で放送中のドラマ『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』(ENAチャンネル、Netflixでも配信中)の人気に伴い、主人公ウ・ヨンウ(演者パク・ウンビン)が持つ“自閉症スペクトラム”への関心が高まっている。
【写真】「ウ・ヨンウ弁護士とは別人」パク・ウンビンの雑誌カット
それとともに、自閉症スペクトラムを持つ弁護士が存在できるかという点にも注目が集まるなか、実際に現職弁護士の意見を聞いてみた。
7月14日、法務法人ViTS LAWのジョン・チャン代表弁護士は、韓国メディア『OSEN』のインタビューに応じ、自閉症スペクトラムを持つ弁護士について話してくれた。
ジョン・チャン弁護士は、「まだ韓国で自閉症スペクトラムを持った弁護士はいないと理解している」とし、「ロースクールに進学したり、弁護士試験を受けたりすることには制限がない。そのため、資格を持ってさえいれば充分に弁護士になれる」と説明した。
『ウ・ヨンウ』は最新話ごとに自己最高視聴率を更新し、話題を集めている。
13日に放送された最新回の第5話は、全国で9.1%、首都圏で10.3%(ニールセンコリア調べ、有料世帯基準)を記録し、同時間帯のドラマとして1位を記録した。またNetflixの非英語テレビ部門でも1位となり、韓国のみならず世界規模で楽しまれていることを証明した。
劇中、ウ・ヨンウは依頼人とミーティングも行い、卓越した発想で事件も解決する。そして法律事務所の家族と自然に交わりながら過ごしている。
そんなウ・ヨンウの描き方についてジョン・チャン弁護士は、「ウ・ヨンウのような弁護士がいれば、充分、一緒に仕事をできると思う」とし、「自閉症スペクトラムに対して、よくはわからないが、少しずつ配慮する姿勢が重要だと考える」と明らかにした。
それならば、ウ・ヨンウのように依頼人を相手に訴訟に出て、裁判をすることが可能だろうか。
ジョン・チャン弁護士は、「弁護士は人に会って訴訟に出ることが全てではない。それ以前に、訴訟に関する書面を読み書きすることが大部分を占めている。人と対立すること以外にも、ほかの部分で弁護士としての力量を発揮すれば、ともに仕事ができる」と肯定的に答えている。
(記事提供=OSEN)
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