HYBEの動向にも注目集まる…LE SSERAFIMが早くも暗礁に、“FEARLES”を貫き通せるか

2022年05月26日 話題 #LE SSERAFIM

『FEARLESS』(=恐れ知らず、大胆不敵)という曲名のように、“世の中の視線に動揺せず、恐れることなく進む”という力強い抱負でデビューした「LE SERAFIM(ル セラフィム)」だが、瞬く間に危機に直面している。

【全文】いじめ疑惑は誤解?「ガラムも校内暴力の被害者」

BTS擁する“HYBE初のガールズグループ”という看板を引っ提げ、デビュー前から大きな注目を集めてきただけに、注目度も非常に大きい。

LE SSERAFIMは、メンバーのガラムが学生時代に行った校内暴力問題により、予定されたスケジュールが取り消されるなど、デビューからわずか18日で危機を迎えている。

5月20日、LE SSERAFIMが所属するHYBE傘下の音楽レーベルSOURCE MUSICは、「キム・ガラムの“心の癒し”に集中することを決めた」とし、「当分は5人体制で活動する計画」と明らかにした。ただ、HYBEはメンバーの交代や5人組への転換を検討していないという。

ガラムを巡る噂は、LE SSERAFIMのデビュー前からすでに始まっていた。

渦中のガラム

中学生だった2018年、友人のAさんに学校暴力をしていたという疑惑が提起され、以後、これを後押しする学校暴力対策自治委員会の結果通知書写真が公開された。一部のネットユーザーは、ガラムが校内暴力委員会で5号処分(特別教育履修6時間懲戒)を受けたという点に着目し、ガラムの行いが非常に酷かっただろうという推測していた。

しかしHYBEとSOURCEはガラムのデビューを強行。SOURCEは「ガラムも校内暴力の被害者だった」と強調するとともに、「LE SSERAFIMメンバーの疑惑提起に対する当社の立場は、検討が完了次第、早い内に明らかにするようにする」と予告したため、今後も真実のせめぎ合いは当面続く展望だ。

だが事実関係が徐々に明らかになることは、デビュー活動真っ最中のグループにとって避けられない恥部となっている。

格別だったLE SSERAFIMのスタートライン

昨年から多くの新人グループがデビューしているK-POP界で、LE SSERAFIMのスタートラインは格別だった。

BTSを擁していることから韓国で最も“ホット”なHYBE初のガールズグループという点と、すでに多くのファンを保有しているIZ*ONE出身の宮脇咲良、キム・チェウォンが属しているという点で、ほかのグループとは“レベルが違う”話題性を集め、優位性を保っていた。

そしてデビュー日が近づくにつれ、徐々にベールを脱ぎ始めたLE SSERAFIMへの大衆の関心は期待通り熱かった。宮脇咲良、キム・チェウォンだけでなく、完成されたビジュアルの新メンバーも大きな関心を受け、史上最大級の新人ガールグループ誕生を知らせた。

(画像=SOURCE MUSIC)LE SSERAFIM

新記録も続々と叩き出した。デビューから8日後には音楽番組で1位になり、デビューアルバムは発売初週に30万枚以上の販売量で歴代新記録も打ち立てた。

そしてデビュー曲の『FEARLESS』は、今年デビューした新人ガールズグループのミュージックビデオとしては最短で再生回数1000万回を達成し、音楽チャートで着実に善戦している。

5人体制を指示するファンも

しかし大きな関心の反面、負の噂も同等に大きくなっている。一部では、HYBEの安易な対応が議論を重くしていると見ているようだ。

デビュープロモーションの過程で、成人メンバーだけでなく未成年のメンバーまで露出が激しい衣装を着ると、扇情的だという指摘が出たが、事務所側は特に対応をしなかった。

以後、ガラムに関する各種疑惑が提起されたにもかかわらず、事務所は被害を主張する人と円満な解決をしないままデビューを強行し、この一連で悪質コメントに苦しめられたガラムは、しばらく活動中断を宣言することになってしまった。

校内暴力の真偽を問わず、グループ全体のイメージに傷をつけたガラムを、ファンダムはそのまま見ることはできない。K-POPグループにとって、ファンダムの影響力は絶対的なものだからだ。

5月22日に放送されたSBSの音楽番組『人気歌謡』では、5人体制で初めてパフォーマンスしたLE SSERAFIM。放送後には、懸念していたメンバーの空白が感じられなかったという反応が噴出し、ファンダムはガラムの離脱をむしろ歓迎する雰囲気を形成した。HYBEとしては色々と困惑している状況だ。

(画像=SBS)5人体制で出演した『人気歌謡』でのLE SSERAFIM

もちろんHYBEの立場も理解できる。悔しさを主張し、甚だしくは未成年であるメンバーを、世論が良くないという理由だけでグループから脱退させる“とかげのしっぽ切り”としてしまうことは難しいだろう。

所属事務所はアーティストに問題が生じた場合、解決して保護する義務があり、その対象が未成年者ならば、より慎重にならざるを得ない。また昨年から韓国音楽界に相次ぐ校内暴力の事例からも分かるように、罪のない被害者が出る可能性もあるため、是非をきちんと問い詰めなければならない事案であることは事実だ。

「時間が経てば経つほど…」

果たして今回の事態は、ガラム、そしてHYBEにとって苛酷な状況だろうか。

HYBEが法的に争うと正面突破を選択しただけに、ガラムに関する事案の誤りが明らかになるには、かなりの時間がかかるものと見られる。

とある音楽業界の関係者は、「時間が経てば経つほどメンバーに向けたデマは量産され、まだ幼いメンバーが受ける傷は計り知れない」と憂慮を示した。

また別の関係者、「もちろん当事者は事実無根を主張しているが、アイドルグループに致命的な校内暴力イシューが提起された事実だけでも、HYBE、LE SSERAFIMは負担を抱えることになった」とし、「企画会社の立場では仕方ない状況だと予想される。最近、校内暴力問題が芸能界全般にとって大きな話題であり、大衆が敏感に受け入れている事案であるだけに、所属会社と当事者の確実な解明が、グループ活動より優先されなければならないものと見られる」と話している。

(画像=SOURCE MUSIC)渦中のガラム

これといった解決策が見えないまま芸能界という大海原を漂流することになったLE SSERAFIM。

HYBE初のガールズグループという名に恥じない活躍を見せ、勢いに乗り始めたばかりだったLE SSERAFIMが、コンセプトの「世の中の視線に動揺せずに進む」という誓いを守ることができるかに注目が集まる。

またHYBEはほかにも、BTSの新アルバム『Proof』に収録される楽曲を手掛けた作曲者の問題、VとBLACKPINKジェニーの熱愛説など、特大の問題を抱えている。LE SSERAFIMの行く末とともに、HYBEの動向にも多大な関心が寄せられている。

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