韓流スターたちの肖像権を活用したデジタル資産「NFT」事業を推進、韓国芸能マネジメント協会

2021年04月21日 話題

韓国芸能マネジメント協会が同国内で初めて俳優、アイドルなど韓流スターたちの肖像権を活用したデジタル資産NFT(Non Fungible Token/非代替性トークン)事業を推進する。

韓国芸能マネジメント協会と、クリエイター成長支援プラットフォームMCI財団の韓国法人WEPLAYは4月20日、「芸能人の肖像権を活用したNFTカード事業、エンター事業推進のために業務協約を締結した」と明らかにした。

MCI財団は芸能人の肖像権の保護とともに、アーティストと芸能事務所の収益的な利益を提供するためのスターNFTの発売を目的とする。

同日締結された協約に基づき、MCI財団は芸能人の肖像権を活用したNFTカードとプラットフォームを開発。韓国芸能マネジメント協会は、アーティスト(大衆文化芸術人)の権益保護と利益提供が行われるように、会員企業と所属アーティスト参加のための業務連携を積極的に奨励する。

韓国芸能マネジメント協会は、300のマネジメント企業が会員となっており、会員企業には3000人の俳優が所属している。

(画像提供=韓国芸能マネジメント協会)

世界的に注目されるNFTとは?

非代替性トークンを意味するNFTは、トークンの中に購買者の名前、購入時間はもちろん、価格まで記録されるもので、代替できない資産として購入者の所有権が強固に保護される。

アメリカでは現在、デジタル美術品を中心に拡大を見せており、歌手の音源にも適用されるなど、コンテンツの多様な分野で急速に対象領域を広げている。アート作品の場合、売買されてもブロックチェーンで履歴を辿れるため、その作品が本物であることが証明できる。

テスラのCEOであるイーロン・マスクの妻で、歌手のグライムスがビットコインのような暗号化技術が適用された画像をオークションに出し、20分で約600万ドル(約6億4000万円)売り上げ、世界的にNFTの風が吹いている。

NFTの特性に最も適した分野は、確実なファンを持つアーティストの商品をデジタル化すること。スターたちの多様なコンテンツがNFTカード化されて発売されれば、全世界のどこからでもファンが好きなスターのNFTカードを所蔵することができる。

韓国芸能マネジメント協会は「スターNFT事業は、アーティストと所属事務所が全世界のファンを対象に時差なしのファンサービスを行うことができ、収益は再び韓国大衆文化の発展に使われるという点で、韓国エンターテイメント事業を一段階高めることができる画期的なことになるだろう」と期待した。

また、スターNFT販売時に一定の利益がアーティストと所属事務所に支払われ、その後NFTを所蔵したファンがそのNFTを第3者に、より高い価値で売却した場合も、その差益の一部がアーティストや所属事務所に入る。

すでに韓国国内では、ソウルオークションなどが美術品のNFT事業を開始するなど、2021年は、海外はもちろん、韓国コンテンツ業界でもNFT関連の事業が急成長している。

MCIと韓国芸能マネジメント協会の業務協約によって、アーティストに特化したNFTが世界NFT市場で新しい韓流の風を起こすと期待を集めている。

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