9月10日、韓国の公共テレビ局KBS(韓国放送公社)の看板ニュース番組『KBSニュース9』にBTS(防弾少年団)が出演した。
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米ビルボードのシングルチャート「HOT100」で韓国アーティスト初の1位達成という嬉しいニュースの当事者として招かれたBTSは、メインキャスターのイ・ソジョンとインタビューを行った。
BTSはビルボードでの快挙について「実感が湧かない」と口を切り、「このような嬉しいことがある時は、ファンと直接会って泣いたり笑ったりしながらお祝いすべきだが、そういう状況ではなくて残念だった。ただ、こうやってニュースに出られて光栄だ。ファンにも喜んでもらいたい」と感想を述べた。
新曲『Dynamite』の成功秘訣を問われると、「正攻法」と答えている。
RMは「辛い時期、憂うつだったり悲しい人を慰める方法はいろいろあるが、(我々は)正攻法を選んだ。誰もが馴染みのあるディスコポップを用いて愉快で希望を伝える方法も必要だと感じた」と説明した。
また、『Dynamite』はグループ初の英語曲だと紹介し、「言葉の壁を壊して親しみやすくした。愉快でシンプルなディスコポップ調なのでポジティブな癒しになったようだ。国籍や人種を超え、真心が積み重なった結果だと思う」と伝えた。
7年間、抜群のチームワークを発揮してきたBTS。その秘訣は「気兼ねなく付き合っていること」とし、「何かあればみんなで打ち合わせをする。ポジティブな方向に意見を集めるほうだ」とコメントした。
BTSは、とりわけ“ファン想い”なグループとして有名だ。「ファンは僕たちが大変な時期から応援してくれたので、より結束が固まっているようだ。僕たちの悲しみや嬉しさを全てARMY(BTSのファンネーム)と分かち合った。だから僕たちのことを最も知っているのがARMYだと思う」と、JIMINは語った。
「新人の頃といま、変わったのは何か」という質問には、このように答えている。
「収益が出なかった頃は、食費の心配をしていた。今はステーキみたいに食べたい料理は全部食べられる」(JIN)
「以前より余裕が生まれた。昔はすごくピリピリした雰囲気を出したり焦ったりしたが、今は余裕ができた」(JIMIN)
この日、チョン・ウンギョン中央防疫対策本部長からも「コロナ時代を一緒に生きる世界中の若者たちに向けて、BTSならではのチャレンジをお願いします」という質問が寄せられた。それに対してVは「コロナが終わったら真っ先に何がしたいかを文章や絵などで自由に表現する、“夢チャレンジ”をやりたい」と答えた。
最後に「BTSの次の目標」について問われると、SUGAは「アメリカのグラミー賞にノミネートされて単独公演を行うこと。こんなことを言うのは恐れ多いが、受賞まですればめちゃくちゃ嬉しいと思う」と素直に打ち明けた。
ニールセンコリアによると、この日の『KBSニュース9』の視聴率は14.7%を記録。8日の12.6%、9日の13.7%より上昇した。
また、他の視聴率調査会社TNMSは、BTSが出演した時の全国視聴率が18.8%を記録したと明かした。
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