『太陽の末裔 Love Under The Sun』や『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』などの人気ドラマで知られる韓国女優ソン・ヘギョ(43)が、過去に日本企業の広告出演を拒否したエピソードが再注目されている。
「韓国広報専門家」を自称する誠信(ソンシン)女子大学のソ・ギョンドク教授は1月9日、自身のSNSを通じて「多くのフォロワーさんが昨夜、『ユ・クイズ』にヘギョさんと一緒に撮った写真が出たと送ってくれた」とし、1枚の画像を投稿した。
ソ教授が投稿したのは、前日の8日に韓国で放送されたtvNバラエティ番組『ユ・クイズ ON THE BLCOK』にソン・ヘギョがゲスト出演し、ソ教授とのツーショット写真が公開された際の放送画面だ。
これに「14年間、ヘギョさんとともに意味あることを着実に進められてとても良かった」と感慨深い様子のソ教授は、これまでソン・ヘギョと協力して取り組んできた各種プロジェクトを振り返った。
そして、「ヘギョさんの最大の長所は“誠実さ”と“地道さ”だと思う」とし、「はるか前、日本の三菱自動車から中国国内での広告モデルの提案を受けたとき、“戦犯企業だから”という理由でモデルを断った事件は非常に有名なエピソードだ」と、ソン・ヘギョが三菱自動車からの広告オファーを断った出来事を回想した。
それとともに、「当時、(ソン・ヘギョによる)“教授と一緒に大韓民国独立運動遺跡地で意味あることをしているが、当然のことだと思う”という話はまだ鮮明に残っている」と言及した。
また、「このような誠実さが今まで14年間着実にともにできた最も大きな原動力になったようだ」とし、「今年は光復80周年だ。また意味あることを2人で準備中だ。期待してほしい」と付け加えていた。
なお、ソン・ヘギョとソ教授は約14年間、海外に点在する韓国独立運動の遺跡地36カ所に、韓国語の案内書やハングル看板、独立運動家の扶助作品などを寄贈してきた。
そのほか、ニューヨーク現代美術館(MoMA)やロサンゼルス・カウンティ美術館(LACMA)、ボストン美術館(MFA)、ロイヤルオンタリオ美術館(ROM)など、世界有数の美術館や博物館に韓国語の案内書を寄贈している。
◇ソン・ヘギョ プロフィール
1981年11月22日生まれ。1996年にファッションモデルの選抜大会で大賞を受賞後、雑誌やCMモデルとしての活動を経て『初恋』でドラマデビューした。2000年に放送されたドラマ『秋の童話』で演じたウンソ役が大きな反響を呼び、一躍人気女優に。その後も『ホテリアー』(2001年)、『太陽の末裔 Love Under The Sun』(2016年)、『ボーイフレンド』(2018年)といった日本でも人気の高いドラマ作品に出演。2017年には『太陽の末裔』で共演したソン・ジュンギと結婚したが、約1年8月の夫婦生活を経て2019年6月に離婚した。
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