NewJeansが所属事務所を訴えられない理由が、「負けそうだから」という主張が飛び出た。
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このような意見を発したのは、現地の法務法人LAW＆MOREの代表弁護士のイ・ジフン氏だ。彼女は39万人の登録者を保有する自身のYouTubeチャンネルで、法律を分かりやすく、説得力を持って説明してくれると好評を得ている。
そんな人気チャンネルで今回公開され、注目を集めているのは、「諸葛亮も泣きだす、NewJeansが訴訟できない理由 #NewJeans」というショート動画だ。
先立って11月28日夜、NewJeansの5人はソウル某所で緊急記者会見を実施。「NewJeansと（所属事務所）ADORの専属契約は29日0時になると解除される」として、訴訟などの法的措置を取らないと発表した。
このNewJeansの主張を受け、ADORは12月5日、「所属アーティストとの問題が法的判断を通じて解決されることを望まなかったが、会社とアーティスト間の専属契約が一方の主張だけで軽く解除されるわけではないという点を、アーティストはもちろん、様々な利害関係者に確認する必要があるという判断の下、避けられない決定を下した」とし、3日にソウル中央地裁に専属契約有効確認の訴えを提起したと知らせた。
するとNewJeansは翌6日、「我々はすでに投資金を超過する利益をADORとHYBEに返した。それでも、HYBEは私たちの価値を下落させるために陰湿なネガキャンをするなど各種妨害を試み、ADORは経営陣が変わったあと、これをほう助した。専属契約書に明示された通り、ADORとHYBEと仕事をしなければならない理由は、これ以上存在しない」と声を高めるとともに、「ADORはこの解除が適法なのか、裁判所の判断を求める訴訟を提起したが、これは事後的に裁判所の確認を受けるための手続きに過ぎない。それにもかかわらず、あたかも契約が依然として有効かのように大衆を糊塗する声明文を出したことに対して深い遺憾」と付け加えた。
このようなやり取りを前提とした上で、イ弁護士はNewJeansの対応について私見を述べている。まず「（訴訟を起こしても）負けるからやらない。勝てるなら当然やるでしょう。100%負けそうだからやらないんだ。とてつもない戦略だとか、何かを開拓した？全く違う」と切り出した。
続いて、「NewJeansが“私たちのような契約解除のケースはありません”と言った。ないでしょう。では、なぜなかったのでしょうか？ほかの人たちがバカだからしなかったのかな？虚を突いたのか？諸葛亮かな？これから何か新しい地平を開くのですか？」と疑問を投げかけ、「全く違う。法的措置を取らなかった理由は、やったところで負けることが明らかだから。契約を解除させるほどの契約違反行為がないということだ。だからやらなかったのでしょう。勝てるなら当然、法で対応する。なぜしないのか」と主張した。
また、「訴訟を起こせば負けそうだがから、法律戦ではなく、世論戦と心理戦をするのだ。現代は法律戦があり、世論戦があり、心理戦がある。このように3つで見ることができる」と説明し、「法律戦で負けるようならばする必要がない。世論戦と心理戦で勝てる現代の特徴だ」として、「NewJeansが世論戦と心理戦をしているのではないかという気がする」と自身の考えも伝えている。
そして別の映像では「NewJeansのメンバーが活動をするならば、NewJeansではなく名前から変えなければならない。名前を使ったらダメじゃないか。今、NewJeansは契約に基づいて正当に解除通知をしたと主張している。それでは、契約書にある著作権、名前に対する商標、知的財産権は当然にADORにある」と分析した。
続いて「それではNewJeansという名前は返却しなければならない。少なくとも一貫していなければならない。書けば損害賠償責任が発生しうる。（ただし）法的訴訟を通じて名前を持ってくるという意味と理解できる」として、「芸能活動ができるかどうかも契約書を見なければならない。そうしてこそリスクが少なくなる」と述べた。さらに、NewJeansの違約金を払うつもりは全くないという主張についても言及。「払わなければならない。払わなければならない状況を作っておいて、払うつもりはないと言えば、社会的に受け入れられることは難しい」として、「一銭も払いたくないだろうが、払わなければならないようだ。これがNewJeansの法的リスクになる」と指摘した。
（記事提供＝OSEN）
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開しながら電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲（『Attention』）がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。
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