“芸能界引退”は結局、虚言だったのか。
歌手兼俳優のパク・ユチョンが3月20日、自身の公式SNSで芸能人としての商業活動を伝えた。ただ一言の謝罪もなかった。
パク・ユチョンはこの日、写真集『SOMEDAY』の販売日程を提示した。東南アジア、南米など世界各地で撮影した写真集の価格は75ドル(約8200円)だ。
パク・ユチョンはグラビア発売を記念し、購入者1000人を対象に抽選によるサイン会イベントも開催する予定だという。
覚せい剤投薬の疑いで懲役10カ月、執行猶予2年を言い渡されてから8カ月経った今、突然、このような発表をした背景には何か。おそらく「お金だろう」と憶測されている。
ファンは今でもパク・ユチョンのことを望み、パク・ユチョンも稼がなければならない。お互いのニーズがぴったり合った結論だということだ。
パク・ユチョンは涙が必要なとき、公式の場でよく泣いた。
2019年4月、元恋人と一緒にヒロポンを投薬したという疑惑に関する記者会見では「潔白だ」と言って泣き、同年7月、ヒロポン投薬容疑で懲役10カ月、執行猶予2年を言い渡された時も「善処をお願いする」と泣いた。
パク・ユチョンのために水原(スウォン)地方裁判所の傍聴席を埋め尽くした国内外のファンたちも、泣きながら善処を願った。
しかし、その後の彼の行動は理解できないことが多い。
今年1月にタイでファンミーティングを開き、3月10日には公式インスタグラムアカウントをオープンした。それに先立って3月8日には、俳優として活動した弟パク・ユファンのTwitchチャンネルに登場し、明るい笑顔で近況を公開した。
一般的に物議を醸した人物は、「自粛(自ら反省する)」と「謹慎(身だしなみに気をつける)」という言葉をよく使うが、期限は決まっていない。
しかし、自粛を十分に行わなかった人々は同じようなミスを繰り返す。パク・ユチョンもそうならなければいいのだが……。
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