性犯罪の疑いで書類送検された元NCTのテイルが、ファンを欺瞞したという論難に包まれた。
警察に立件された翌日、ファンとコミュニケーションを図っていたというのだ。ただ、所属事務所のSMエンターテインメントは性犯罪の事実を2カ月後に知ったとしている。
先立って8月28日、SMはテイルが性犯罪関連で刑事事件として訴えられたとし、異例のスピード脱退を発表した。
当時、SMは「最近、テイルが性犯罪関連の刑事事件で訴えられた事実を確認した。事実関係を把握していたところ、当該事案が非常に厳重であることを認知し、これ以上、チーム活動を継続できないと判断したため、テイルと議論して脱退を決めた」と明らかにしていた。
テイルの脱退発表から1カ月が過ぎた頃、また別の衝撃ニュースが伝えられることに。テイルが「特殊準強かん」の疑いを受けているという疑惑が提起されたのだ。
現地メディア『朝鮮日報』は10月7日、テイルが特殊準強かん疑惑で警察の捜査を受けてきたと報道。これによると、テイルは今年6月、酒に酔った女性に対して、知人2人とともに性的暴行を加えた疑いで訴えられたという。
特殊準強かん罪は容疑が認められた場合、性暴力犯罪の処罰などに関する特例法第4条第1項によって、7年以上の懲役、または無期懲役に処されることとなる。テイルは世界規模で人気を集めたK-POPスターであり、未成年のファンも多かったため、疑惑の段階でも大きな衝撃だと言える。
このような重大な疑惑が浮上すると、テイルの“態度”に対する指摘も出た。被害者女性からの通報を受け、6月13日に警察に立件されたとのことなのだが、翌日の14日にSNSで生配信をしていたというのだ。
というのも、6月14日はテイルの誕生日。しかも、彼は今年で30歳(1994年生まれ)になる記念すべき年でもあることから、生配信でファンに感謝の気持ちを伝えていた。
その後もテイルはNCT 127のデビュー8周年記念ファンミーティングに出演したり、新譜のプロモーションに勤しんでいた。
当時、テイルは昨年のバイク事故で手術を受け、治療と回復のために活動を中断していたが、ほかのメンバーとともにイベントには参加していた状況だった。
そのような状況でもファンに笑顔を見せ、アイドルとして活動していたことで、ファンを欺瞞したという疑惑が膨らんでしまった。しかも、生配信やファンミーティングではファンとメンバーに対する感謝、大切さを何度も言及していたことから、失望感と衝撃はより大きいものとなっている。
とはいえSMは、テイルと事務所は訴えられた事実を送れて知ったという立場だ。脱退発表当時、SMは「当社とテイルは8月中旬に被告訴の事実を初めて認知し、テイルは(8月)28日に警察の調査を受けた」と釈明した。
20代最後の日に性的暴行容疑で立件されていたこととなるテイル。その後の動きを見ると、面の皮の厚さは尋常ではないようだ。
(記事提供=OSEN)
◇テイル プロフィール
1994年6月14日生まれ、本名ムン・テイル。2013年にSMエンターテインメントに入り、約3年半、練習生として過ごした。2016年4月にボーイズグループNCTの初ユニット「NCT U」のメンバーとしてデビュー。同年7月には「NCT 127」のメンバーとしてもデビューした。2021年7月、インスタ開設から1時間45分でフォロワー100万人を突破し、当時のギネス記録を更新した。2024年8月、性犯罪関連の刑事事件で提訴され、グループ脱退が発表された。
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