事故で一時は“全身麻痺”になったが…韓国トロット歌手がこの世を去って7年、波乱万丈な人生

2024年09月19日 話題

歌手のユン・ヒサンさんがこの世を去って7年が経った。

【写真】「闘病中」と嘘をついた韓国歌手、突然この世を去る

ユン・ヒサンさんは2017年9月19日、62歳で亡くなった。死因は胃腸管からの出血、低血圧によるショックだという。

1955年に全羅南道・木浦(チョルラナムド・モクポ)で生まれたユン・ヒサンさんは、1979年に『七甲山』でトロット歌手としてデビューした。20代半ばとは思えない悲哀感の強いデビュー曲が衝撃を与え、現在も名曲として愛されている。

しかし、デビュー曲のインパクトが強すぎたためか、以降は20年以上も無名生活を経験。『七甲山』以来のヒット曲は、2000年代初頭に発表した『カスバの恋人』だった。

ユン・ヒサンさん
(写真=MBC)ユン・ヒサンさん

これを契機にユン・ヒサンさんは、『テキサス・ルンバ』『抱擁』などのヒット曲で着実に愛された。さらに、トロット界を代表する歌手として韓国全土のイベント会場を駆け回った。

だが2004年、再び試練がユン・ヒサンさんに迫った。地方公演に向かう途中、乗っていた車が貨物車と衝突し、大規模な交通事故に遭ったのだ。この事故でユン・ヒサンさんは、全身麻痺となってしまった。

にもかかわらず、ユン・ヒサンさんは音楽に対する情熱を捨てなかった。4度の手術、1年余りのリハビリを経て、賛美歌など宗教音楽で変わらない情熱を積んだ。

ユン・ヒサンさん
『カスバの恋人』

懸命なリハビリで再びステージに立つことができるようになったユン・ヒサンさんは、2006年にテレビで、全身麻痺を克服できた理由として妻の特別な愛情を挙げた。「妻がいなければ、私がこのように生きていられただろうか。そんな人生、そのものを想像できない」と述べていた。

(記事提供=OSEN)

【画像】整形失敗で“うつ病”に…突然この世を去った韓国女優

天国に旅立つ4日前に恋人と結婚式…37歳の若さで亡くなった韓国女優、14周忌

BoAの実兄がこの世を去って3年…闘病時に医師から「この病気は治りません」とも

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集