プロ野球選手の気になる年俸事情、韓国の場合は?2024年平均額1549万円、最高額は2億5千万円

韓国プロ野球選手の平均年俸額が史上最高額を記録した。

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韓国野球委員会(KBO)は3月11日、2024年シーズンのプロ野球KBOリーグでプレーする選手(新人、外国人選手除く)513人の平均年俸が1億5495万ウォン(日本円=約1549万5000円)と集計されたことを発表した。

KBOは11日、「2024年KBOリーグに所属する選手(新人、外国人選手を除く)513人の平均年俸は1億5495万ウォンと集計された」と明らかにした。

これは昨季の平均1億4648万ウォン(約1464万8000円)より約5.8%上昇した金額だ。また、平均年俸の史上最高額を記録した2022年シーズンの1億5259万ウォン(約1525万9000円)より約1.5%上昇したことで、韓国プロ野球平均年俸の史上最高額を更新した。

「平均年俸最高球団」は昨季王者LG

2023年シーズンに29年ぶりの統合優勝を果たしたLGツインズは、新人と外国人選手を除いたチーム平均年俸で10球団中トップの1億9009万ウォン(約1900万9000円)を記録した。

LGの選手年俸総額は87億4400万ウォン(約8億7440万円)で、ロッテ・ジャイアンツ(89億8400万ウォン=約8億9840万円)、KTウィズ(88億6000万ウォン=約8億8600万円)、SSGランダース(88億2900万ウォン=約8億8290万円)、ハンファ・イーグルス(88億2100万ウォン=約8億8210万円)に次いでリーグ全体5番目だったが、所属選手数の差で平均年俸が最高額を記録した。

また、LGは上昇率も約30.1%を記録。昨季の1億4616万ウォン(約1461万6000円)から1億9009万ウォンに上昇したことで、韓国プロ野球全体で最も平均年俸額が上昇したチームとなった。

LGツインズ
LGツインズ

年俸総額2位のKTは、平均年俸でも昨年より8.5%上がった1億7038万ウォン(約1703万8000円)で2位に上がった。昨季1位と2位の球団が、並んで平均年俸1、2位を占めた。

一方、キウム・ヒーローズは年俸総額57億5500万ウォン(約5億7550万円)、平均年俸1億2245万ウォン(約1224万5000円)で両部門ともにリーグ最下位。読売ジャイアンツなどで活躍したイ・スンヨプ監督率いる斗山(トゥサン)ベアーズは、平均年俸が2023年シーズンの1億6215万ウォン(約1621万5000円)から1億3988万ウォン(約1399万8000円)と13.7%減少し、減少幅が最も大きい球団となった。

年俸額の最高上昇率、トップは驚異の700%超え

2024年シーズンの韓国プロ野球で最も高い年俸上昇率を記録したのはLGのパク・ドンウォン(33)だ。

昨季は年俸3億ウォン(約3000万円)を受け取っていたパク・ドンウォンだが、今季の年俸額は25億ウォン(約2億5000万円)と、驚異の上昇率733.3%を記録した。

この記録は、22年シーズンにSSGランダースのハン・ユソム(34)が記録した上昇率1233.3%に次ぐ韓国プロ野球史上2番目の記録だ。また、パク・ドンウォンは2020年シーズンに当時キウム所属のパク・ビョンホ(37、現KTウィズ)が記録したプロ16年目最高年俸(20億ウォン=約2億円)も更新した。

パク・ドンウォン
パク・ドンウォン

韓国プロ野球で8年目のシーズンを迎えるキウムのキム・ヘソン(25)は、今季年俸額6億5000万ウォン(約6500万円)と、プロ8年目の選手における史上最高年俸を受け取る。2019年シーズンに当時NCダイノスのナ・ソンボム(34、現KIAタイガース)が受け取った5億5000万ウォン(約5500万円)より1億ウォン(約1000万円)多い金額だ。

また、米メジャーリーグから12年ぶりに国内復帰を果たしたハンファ・イーグルスのリュ・ヒョンジン(36)は、2019年シーズンに当時ロッテ・ジャイアンツのイ・デホ(42)が記録したプロ19年目の最高年俸25億ウォンと並んだ。

ほかでは、プロ23年目のチェ・ヒョンウ(40、KIAタイガース)が、2017年シーズン当時にサムスン・ライオンズ所属のイ・スンヨプが記録した当年次における史上最高額と同じ10億ウォン(約1億円)を受け取る。

リュ・ヒョンジン
(写真=ハンファ・イーグルス)リュ・ヒョンジン

リュ・ヒョンジンとパク・ドンウォンがともに年俸25億ウォンを受け取ることで、2024年シーズンの韓国プロ野球年俸キングは投手と打者から1人ずつ出る形となった。

投手部門ではKTのコ・ヨンピョ(33)が20億ウォン(約2億円)で2位、ロッテのパク・セウン(28)が13億5000万ウォン(約1億3500万円)で3位に上がり、打者部門ではサムスンのク・ジャウク(31)が20億ウォンで2位、斗山のキム・ジェファン(35)が15億ウォンで3位を記録した。

韓国プロ野球の最年長&最年少、最長身&最短身の選手は?

2024シーズンの韓国プロ野球で最年長の選手は、SSGランダースに所属するチュ・シンス(41)で41歳6カ月19日だ。最年少選手はKIAのイ・サンジュン(18)で18歳1カ月10日。これは所属選手登録を締め切った2月1日時点の年齢だ。

サムスンは2024年シーズン、最長身選手と最短身選手をいずれも保有するチームとなった。新加入投手デニー・レイエス(27)が198cmで最長身選手、163cmのキム・ジチャン(23)とキム・ソンユン(25)が最短身選手で登録された。

42年前の“プロ野球元年”と比較すると…

韓国プロ野球発足初年度の1982年シーズン、全選手の平均年俸は1215万ウォン(約121万5000円)だった。ただ、2024年シーズンは1億5495万ウォンと、42年間で1億4280万ウォン(約1428万円)の上昇を記録した。

平均身長では、1982年シーズンは176.5cmだったが、今季は42年前から5.7cm上昇の182.2cmと記録。平均体重も、1982年シーズンの73.9kgから13.9kg増加した87.8kgを記録した。

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