未来のパラリンピアン発掘へ…韓国で障がい者スポーツアカデミー実施

韓国障がい者体育会が、12月16日から20日にかけて、国際パラリンピック委員会(IPC)アジトス財団及び韓国国際協力団(KOICA)の協力のもと、「2019KPC障がい者スポーツアカデミー(以下、アカデミー)」を運営した。

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今回のアカデミーでは、韓国をはじめネパールやアルメニア、アゼルバイジャン、イラン、インド、カザフスタンの計7カ国44人の選手が参加し、スノーボードやアルペンスキーのトレーニングを行った。

その他にも、江陵(カンルン)ツアーやミニゲームなど、さまざまなプログラムも行われた。

特に今回のアカデミーで、韓国の指導者は国内外の障がい者選手の競技力向上のためのコーチング方法を教えられ、選手たちは世界パラスノーボード連盟が選抜した優秀な講師5人より指導を受けた。

(写真提供=韓国障がい者体育会)

アカデミーは今年で第2回目を迎えた。2018年3月に韓国障がい者体育会とKOICAが業務契約を結び、アジトス財団とともに開発途上国の障がい者スポーツ発展のための活動が開始された。

昨年、陸上及び水泳種目の講習を行ったアカデミーは、今回アジトス財団と世界パラスノーボード連盟との合意により、初めて冬季種目の講習を行った。

韓国障がい者体育会のチョン・ジンワン訓練院長は「このアカデミーは、障がい者スポーツ発展のためこれまで国内外の関連機関が結んできた約束の結実であり、貴重な成果であると考える。この事業を通じて、アジアと世界の開発途上国に障がい者スポーツを平等に、ともに発展していくビジョンを生み出していけることに期待している」と伝えた。

KOICAのソン・ジンホ理事は「今後も障がい者を包括する国際開発協力のため、惜しみない努力を続けていく。また、IPCや国際競技連盟、韓国障がい者体育会との協力も強化していきたい」と、今後の意気込みを述べた。

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