盛り上がる日本と大違い…“どん底”に落ちた韓国の男女バレーボール、希望なき「本当の問題」【アジア大会】

あるいは予想通りだったかもしれない。

【写真】大谷翔平を生観戦した韓国バレー美女

男女バレーボール韓国代表は、いずれも杭州アジア大会でメダル獲得に失敗した。メダル圏に近づくことさえできない屈辱を味わった。

男子は12強で敗退し、女子は8強ラウンドで大会を終えた。金メダルどころか、銅メダルを狙う順位にも至らなかった大会だった。

男子は61年ぶりにアジア大会でメダルを獲得できなかった。女子は2006年のドーハ大会以来、17年ぶりに“ノーメダル”に終わった。韓国バレーがどん底まで落ちたという現実を全身で体感した大会だった。

韓国バレー、男女ともに“どん底”に

アジア大会での惨敗は決して偶然ではない。十分に予想できた結果だ。

女子バレー韓国代表
女子バレー韓国代表

男子はアジア大会前のAFCチャレンジカップから不振を繰り返した。FIVBバレーボールネーションズリーグ(VNL)への通路だったチャレンジカップでは決勝にさえ進めず、アジア選手権大会でも準決勝に進出できないなど、結果を出せなかった。この過程でバーレーン、インド、パキスタンなどに敗れ、現在の地位を認識させられた。

女子も同じだ。2年連続となるVNL全敗をはじめ、アジア選手権大会ベスト8敗退、オリンピック予選全敗などを経て、勝つ相手を探すのが難しいほど戦力が弱まったという凄惨な現実を目の当たりにした。タイ、ベトナムなどの東南アジア諸国にも壁を感じるようになった。

問題は、ここから浮上する余地が見えないという事実だ。

男子は今年、AFCチャレンジカップを通じて世代交代を試みた。アジア大会にはハン・ソンス(27)を招集したが、チャレンジカップやアジア選手権大会では20代前半や半ばの若手を通じて突破口を探すという絵を描いた。しかし現実は凄惨な結果だった。

男子バレー韓国代表
(写真提供=OSEN)男子バレー韓国代表

女子バレーは2年前の東京五輪ベスト4以降に発生したキム・ヨンギョン、ヤン・ヒョジンの空白を埋めることができずにいる。この2年間、セサル・エルナンデス・ゴンザレス監督体制で国際大会に挑戦状を叩きつけたが、結果はもとより内容も改善されていない。2年もの長い歳月を無駄にしたという批判は避けられないようだ。

国内プロリーグであるVリーグの競争力とバブルを指摘せざるを得ない雰囲気だ。Vリーグは世界でも年俸が高いリーグとして知られている。しかし選手の技量が世界レベルから大きく落ちていることをアジア大会が冷静に証明してくれた。

墜落する韓国バレーに翼はない。下落を防ぐ方法も能力も計画も目に見えない。

韓国バレーを担当する韓国バレーボール協会は、韓国バレーがどん底に落ちるまで事実上、手をこまねいていたという批判を受けている。キム・ヨンギョンというスーパースター1人を通じて“無料”で黄金期を味わったが、代価を支払わずに贅沢を享受できない状況に置かれた。

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