日本代表と違って親善試合に“全力”を注いだ韓国代表…ベント監督の「2つの顔」

選手交代の制限がなかった過去、特に欧州諸国は試合の前後半で大幅なメンバーチェンジを行ってきた。後半開始時にフィールドプレーヤー10人を交代したり、さらにゴールキーパーまで交代したりする場合があった。Aマッチの価値を落とさないために、FIFAが下した措置が6人への制限というわけだ。

多くの国家代表チームが、ワールドカップ予選などタイトルがかかった試合と、単純な親善試合に臨む姿勢が違う。今回コロンビアも前半、ハメス・ロドリゲスとラダメル・ファルカオといった中心選手2人を外して試合に臨んだ。2度のミスで2ゴールを献上したGKイバン・アルボレダも、この日がAマッチデビューだった。

同じ3月26日にボリビアと戦った日本は、主な欧州組を招集しないことに続き、3月22日のコロンビア戦のエントリーをすべて変えてテストを行った。一方で韓国のベント監督は、ボリビア戦で4人、コロンビア戦で3人の交代カードを切るだけで、日本とは対照的な姿を見せた。

韓国代表に初めて招集されたイ・ガンインやペク・スンホをはじめ、20代前半の若手選手たちのほとんどがベンチを温めるだけだった。もちろんナ・サンホように、チャンスを得た選手もいることはいた。ベント監督は今回の2連戦を前に、招集メンバーを27人に拡大したが、肝心の起用した選手の幅は狭かった。

9月からカタールW杯予選が始まることを踏まえると、ベント監督がどのように先発競争に火をつけるのか気になるところだ。

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