無観客のはずの東京五輪のスタジアムに鳴り響く「テーハンクミングッ!!」コール。U-24韓国代表の初戦が行われる茨城県の鹿島スタジアムのスタンドには、キックオフ前からそのコールが鳴り響いている。
キム・ハクボム監督率いるU-24韓国代表は7月22日、U-24ニュージーランド代表とグループリーグ第1戦を行う。
新型コロナウイルス問題による緊急事態宣言が発令された東京など、ほとんどの地域で開かれる五輪競技が無観客で進められるのとは異なり、茨城県は有観客が可能だ。
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また、鹿嶋市は2002年W杯をきっかけに韓国の済州道(チェジュド)西帰浦(ソギポ)市と姉妹提携を結んだ。この縁をきっかけに今日の試合では地域の2つの小学校から500人余りの生徒が国旗や応援道具を作って競技場を訪れて韓国を応援する予定だという。
キックオフ前から電光板に「テ~ハンミングク(大~韓民国)」を叫ぶ映像が掲載され、学生たちも手をたたきながら参加している。
五輪サッカーの歴代最高成績に挑戦するU-24韓国代表にとって重要な一戦となるニュージーランド戦。韓国は日本の地であるにもかかわらず、思いがけずホームと同じ雰囲気で1勝を狙うことになった。
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